2022-06-12

ロシア、ウクライナ侵攻後100日で化石燃料€930億輸出。

戦争と平和ロシア経済化石燃料の輸出

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年06月15日に、フィンランドを拠点とする独立系研究機関CREA(Center for Research on Energy and Clean Air/エネルギー・クリーンエア研究センター)は2022年06月12日に「Financing Putin’s war: Fossil fuel imports from Russia in the first 100 days of the invasion」を公開し、ロシアはウクライナ侵攻開始から100日の間に、原油や天然ガスなど化石燃料の輸出で€930億の収入を得たようだという調査結果を明らかにした。
そのうち61%に当たる約570億ユーロは、EU(European Union/欧州連合)への輸出によるものだという。

Lauri Myllyvirta, Lead Analyst; Hubert Thieriot, Data Lead; Andrei Ilas, Guest Writer; Oleksii Mykhailenko, Guest Writer;

国別に見ると、輸入額が最も多かったのは中国で€126億。これにドイツの€121億、イタリアの€78億、オランダの€78億、トルコの€67億ユーロと続く。

輸出収入を品目別に見ると、原油が€460億と最も多い。パイプライン経由の天然ガスは€240億、石油製品は€130億と見積もられている。

CREAは、ロシアのウクライナ侵攻の軍事費用を1日当たりUS$8億7,600万と推計する。ロシアの化石燃料輸出額は3月を境に減少傾向にあるものの、侵攻から100日間の総計は軍事費用を上回っていることになる。

また、EUがロシア産石油輸入を段階的に打ち切る計画により、ロシアは年間US$360億の収入を失うと見込んでいると伝えている