2021-10-19

122年の歴史があるイギリスのスーパー大手モリソン、株主が身売り承認。

経済COVID

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年10月21日に、1899年に創業した122年の歴史があるイギリスのスーパー大手モリソン(Morrisons)は2021年10月19日の株主総会で、米国のPE(Private Equity/プライベートエクイティ)企業CD&R(Clayton, Dubilia and Rice/クレイトン・デュビリア・アンド・ライス)への身売り計画が承認されたと発表した。2021年06月から続いた同社争奪戦に、ようやく終止符が打たれた。

ケン・モリソン卿(Sir Ken Morrison)の父親がウィリアム・モリソン(Ken Morrison)が、今はなきローソン・マーケット(Rawson Market)で1899年に卵とバターを売りだしたことが、多くの成功例の始まりだった。

ケン・モリソン卿は、イギリスで4番目に大きいスーパーマーケット・チェーンを創設し、ブラッドフォードの市場の屋台からウェスト・ヨークシャー(West Yorkshire)で最大の雇用主のひとつにまで成長させた。

株主の賛成率は99.2%と、身売り成立に必要だった75%を大きく上回った。取引完了は2021年10月27日を見込む。

モリソンは先に、自社の売却先を決める入札で、CD&Rが米国のフォートレス・インベストメント・グループ(Fortress Investment Group)に競り勝ったと発表した。モリソンの取締役会はこれを受け、株主に受け入れを推奨していた。買収額は70億ポンド。

CD&Rはモリソンの本社をイングランド北部ブラッドフォード(Bradford)に残し、デービッド・ポッツ最高経営責任者(CEO)をはじめとする経営陣も留任させるとしているが、こうした約束に法的拘束力はない。

CD&Rは2021年0月、モリソンに£55億規模の買収提案を行ったが拒否された。
翌2021年07月にモリソンは、米国のフォートレス・インベストメント・グループ率いる投資家グループと£63億の身売り案で合意したが、モリソンの主要株主がこれに反対。
その後、CD&Rとフォートレスはそれぞれ買収提示額を引き上げ、争奪戦の激化が予想されたことからイギリスの買収委員会(Takeover Panel/テークオーバー・パネル)が介入し、入札方式が取られていた。

イングランド北部ブラッドフォード(Bradford)のモリソンの本社の緯度、経度。
53°48'22.5"N 1°42'49.5"W
または、
53.806258, -1.713744