2021-05-15

中国、「恐怖の9分間」を経て、火星探査機「朱鎔」の着陸に成功。

宇宙中国火星

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2021年05月15日に、火星に探査機を着陸させるには、通信が遮断されている間、人間の手を借りずに着陸させなければならなかったと報告した。

火星には厳しい大気が存在するため、着陸に成功したのは全体の半分にすぎないと伝えている。

7ヵ月間の宇宙旅行、3ヵ月間の軌道修正、そして「9分間の恐怖」を経て、中国は世界で3番目にローバーを安全に火星に着陸させた国となった。

CNSA(China National Space Administration/中国国家宇宙局)はステートメントで、中国神話の火と戦争の神にちなんで名付けられた探査機「朱鎔(Zhu Rong/祝融/Chongli/重黎)」が、「9分間の恐怖」の後、2021年05月15日土曜日に火星への着陸に成功したと発表した。

「恐怖の9分間」とは、無線信号の遅延により、地球上のエンジニアがローバーを制御・監視できなくなる時間帯のことで、NASAはこの時間帯を「nine minutes of terror(恐怖の9分間)」と呼んでいる。
科学研究チームは、[火星探査機『朱鎔』から送られてきたテレメトリ信号(telemetry signal)によって、2021年05月15日に天文1号ランダー(Tianwen-1 Lander)が火星南部のユートピア平原(Utopia Plain of southern Mars)にある事前に選択した着陸地点に無事着陸したことを確認した。」と発表した。