2020-09-17

LG化学がIPO狙い。電池部門を分社化!

EV韓国LG化学

アジア経済ニュースNNA ASIAは2020年09月18日に、韓国のLG化学(LG Chem/LG로고)は2020年09月17日に、世界シェア首位のバッテリー部門を分社化して、完全子会社にすると発表した報告した。

EV(Electric Vehicle/電気自動車)の普及を追い風に、同社のバッテリー部門は2020年04~06月期に黒字転換しており、単独経営も可能だと判断した。

大型投資を加速させるため、IPO(Initial Public Offering/新規株式公開)による資金調達も狙う考えだという。

LG化学は2020年10月30日開催予定の臨時株主総会での承認を経て、2020年12月01日にバッテリー事業を手掛ける「LGエナジーソリューション(仮称)」を発足する。

新会社ではバッテリーの製造をはじめ、保守点検やリース、再利用など幅広く事業を展開していく。
2019年は8兆3,100億ウォン(約7,430億円)だった同部門の売上高を2024年には30兆ウォン以上に引き上げる計画だという。

LG化学のバッテリー部門は売上高全体の3割強を占める。

収益面では先行投資がかさんだため営業赤字が続いていたが、2020年04~06月期には黒字転換して収益化にもめどが立ち始めている。

分社化を機に、化学事業とバッテリー事業をすみ分けて事業の専門性と運用効率の向上を図る。

新会社の設立後にはIPOも目指す。

これまでは主力の石油化学部門で稼いだ分をバッテリー投資に回してきたが、IPOを実現させて自前で資金を賄いたい考えだ。

LG化学のEVバッテリーの受注残高は2019年時点で150兆ウォンに上っており、計画通り供給するためには、工場の新設や増設などで毎年3兆ウォン以上の投資が必要とされる。

韓国の経済新聞「毎日経済新聞」によると、新会社の企業価値は50兆ウォン前後で、IPOを果たせば10兆ウォン以上の資金が調達できる見通しだという。

韓国の市場調査会社SNEリサーチ(SNE Research)によると、LG化学は2020年01~07月のEV用バッテリー市場でのシェア(出荷量ベース)が25.1%で世界首位になった。

EVメーカー最大手の米テスラの「モデル3」をはじめ、ドイツのBMWやVW(Volkswagen/フォルクスワーゲン)の新型EVへの供給が拡大。とりわけヨーロッパ市場では生産量ベースで70%のシェアを握るなど、存在感を高めている。

SNEリサーチのキム・グァンジュ(Kim Gwang-ju)代表はNNAに対し、「欧米や国内市場に幅広く供給網を持つLGの優位は、当面続くだろう。」と話す。

しかし、世界のバッテリー業界は進化が激しいので資金が必要だろう。
さらに、電気自動車がいつまで継続するかという不安もある。

2020-09-18---世界初の量産EV、三菱の「アイ・ミーブ」生産終了!
2020-09-16---現代自動車、水素燃料電池システムをスイスへ初輸出。
2020-09-04---EC、輸入依存脱却で、リチウムなどの重要な原材料連合を結成。