2020-04-08

EuroCham、ベトナムの2020年第1四半期の企業景況感、大幅に下落。

経済

アジア経済ニュースNNA ASIAは2020年04月09日に、在ベトナム・ヨーロッパ商工会議所(EuroCham、ユーロチャム)が2020年04月08日に発表した、2020年第1四半期(01~03月)のBCI(Business Confidence Index/企業景況感指数)が、過去最低水準の26ポイントまで急落したと報告した。

前期(19年第4四半期、10~12月)から51ポイントと大幅に下落。

新型コロナウイルスの影響を物語った。

同調査は、ベトナムに進出しているヨーロッパ企業の責任者を対象に四半期ごとに実施しているものde,今回は、171社からの有効回答を得た。

BCIは近年、好調に推移していた。
2019年は第1四半期から順に84、79、 80、77。過去10年近くさかのぼっても50ポイントを下回ったのは、2012年後半から2013年初めにかけての3期(48、45、48)のみで、今期の26ポイントは未曾有の事態だ。

第1四半期の事業状況が「大変厳しい」「厳しい」と回答した企業は、全体の55%と過半を占め、前年同期の9%から大幅に増加した。このほか、「横ばい」は24%、「良い」は16%、「大変良い」は6%だった。

第2四半期(4~6月)の見通しが「悪化」すると答えた企業は74%に上り、小売り・サービスといった第三次産業より、農林水産や建設、製造・加工業の第一次、第二次産業で悪化見通しが長期化する傾向が出た。

また、中小企業よりも従業員が100人以上の大企業に長期化の懸念が高い。このほか、ベトナムのマクロ経済への見通しについては、第2四半期も低迷が続くと示唆した。

この調査によれば、93%の企業が新型コロナウイルスが「事業に影響を与えている」と答えている。
事業活動状況については、半分以下に縮小した企業が29%、5~8割で稼働している企業が35%だった。

事業インパクトが大きい項目の上位は、
◇注文の減少(67%)
◇売上高の減少(61%)
◇サプライチェーンの中断(40%)
◇事業の一時停止(33%)
◇キャッシュフローの不足(33%)
◇従業員の隔離措置(32%)――など。
このうち、売り上げに関しては、「5割以上の減収」を見込む企業が23%に上り、「3~5割減」が40%、「3割減以下だが減収」が32%、「変わらない」と答えたのはわずか5%だった。

また、新型コロナのまん延を受けて、在宅勤務を導入する企業は80%、採用活動を見合わせた企業は54%だった。

厳しい状況の中でも、従業員の削減を実施せずに乗り切る考えを示す企業が70%に上ることがわかった。

このほか、事業の回復には「半年以上を要する」との回答が過半を占めた。内訳は12カ月以上が16%、10~12カ月が14%、7~10カ月が24%で、4~6カ月が35%、3カ月以内が11%だった。

今回は、世界総なめだから、今度はどこが早く回復するかの競争になる。

2019-12-20---カンボジアに進出する欧州系企業、EU制裁の影響懸念なし。

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