2020-02-24

「COVID-19」で、世界で株安連鎖!世界の株式市場は売り一色となった。

経済

日本経済新聞 電子版は2020年02月24日に、新型コロナウイルス「COVID-19」の感染拡大で、アジア・ヨーロッパ株安の流れを引き継いだ2020年02月24日の米国株市場では、ダウ工業株30種平均が急落し、終値で下げ幅はUS$1000を超え、下げは2018年02月以来の大きさになったと報告した。

米国債など安全資産が買われ、投資家は一斉にリスク回避の動きに出ている。

世界の株式市場は売り一色となった。新型ウイルスの感染拡大が確認されたイタリアでは、FTSE・MIB指数が前週末比5%超の下げとなり、約1カ月ぶりの安値をつけた。

ドイツやフランスの主要株価指数も同4%安となり、その流れを引き継いだ米国株も朝からほぼ全面安の展開となった。

アップルやマイクロソフトなど株高をけん引してきたハイテク株の下げがきつい。
ダウ平均の終値は前週末比US$1031.61安のUS$2万7960.80となった。

米金融大手プルデンシャル・ファイナンシャルのクインシー・クロスビーは2020年02月24日の株安について、
「投資家はいったん『考える前に売る』行動に出ている。」と表現したと伝えている。

イタリアや韓国など中国以外でも感染が広がり、終息時期が見えなくなってきた。
「世界経済の成長率や企業業績の見通し引き下げは避けれそうにないが、どの程度の影響が出るのか、現時点では予想できない」と話す。

SARSの場合は、3ヶ月で終息したが、SARSを大きく超えそうだ。

年初からの株高は企業業績回復シナリオが大きな支えとなってきた。

調査会社リフィニティブが市場予想をまとめたところ、米国主要500社の1株あたり利益は2020年01~03月期に3%増、04~06月期は6%増、07~09月期は10%増と見込まれ、世界景気の持ち直しで増益率が高まる絵を描いていた。

ただ、04~06月期は1月時点に比べて1ポイント程度の下方修正にとどまっており、アナリストは新型ウイルスの影響は織りこみ切れていないと予測する。

2020年02月24日の相場波乱は回復シナリオ実現に懐疑的な見方が増えてきた証拠である。

IHSマークイット(IHS Markit)が2020年02月21日に発表した2020年02月の米国総合PMI(Purchasing Managers' Index/購買担当者景気指数、速報値)が49.6と2020年01月から大幅に低下し、好不況の境目である50を下回った

米国のアップルは、新型ウイルスを理由に業績見通しの下方修正を公表した。このような企業が相次ぐ展開になると、株価は不安定になる。

リスク回避の動きは景気に左右されやすい商品市場にも波及した。NYMEX(New York Mercantile Exchange/ニューヨーク・マーカンタイル取引所)では24日、WTI(West Texas Intermediate/ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物が売られ、下落率は一時5%を越えた。

米国のゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)は「コロナウイルスの感染拡大で需要予想の下方修正を迫られる可能性がある」と指摘した。あらゆる産業で使われる銅先物の価格も下落した。

迷えるマネーが向かったのは「安全資産」と呼ばれる市場だった。

長期金利の指標となる米国10年物国債利回りは一時、前週末比0.12%低い1.35%まで下げ、2016年07月につけた過去最低水準(1.32%)が迫る。

COMEX(New York Commodity Exchange/ニューヨーク商品取引所)では金先物が1トロイオンスUS$1680台をつけ、2013年以来の高値圏にある。

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