2019-11-26

荒れた香港で、アリババ新規上場!初値は公開価格6%上回る。

経済香港

Forbes JAPAN、毎日新聞、日本経済新聞 電子版は2019年11月26日に、中国のアリババ集団(Alibaba/阿里巴巴集团)(浙江省杭州市、アリババグループ)が2019年11月26日に、HKEX(Hong Kong Stock Exchange/香港証券取引所)に株式を上場したと報告した。

投資家らは中国で最も成功したテック企業に数えられるアリババ株を買い求め、株価は取引開始から1時間で公開価格の7%以上に達した。

インフルエンザも吹っ飛ばす勢い!



早い者勝ちで、走り回った!

ダウ・ジョーンズ通信によると、米国のNYSE(New York Stock Exchange/ニューヨーク証券取引所)に2019年05月に上場した米配車大手ウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies)の調達額を超えて今年最大の新規株式公開(IPO)となった。
通年でも2019年12月の上場が見込まれるサウジアラビアの国営石油会社サウジ・アラムコ(أرامكو السعودية /Saudi Aramco)に次ぐ規模となる見通し。

上場セレモニーで46歳の最高経営責任者(CEO)張勇(Daniel Zhang/ダニエル・チャン/Zhang, Yong)は、「創業20周年を迎えた当社は、重要な節目を迎えられた。」「アリババは故郷の香港市場で上場を果たした。」と、述べた。

アリババは新株5億株を1株HK$(香港ドル)176で公募し、初値はHK$187(約2600円)で、公開価格を上回った。約HK$110億(約1兆2000億円)を調達し、時価総額最大のアジア企業となった。

ここ10年の香港市場で最大規模となった上場により、アリババは比較的新しい事業であるフードデリバリーやリアル店舗向けの資金を獲得できた。

アリババ傘下の出前企業「Ele.me」は、騰訊控股(Tencent/テンセント)が支援する「美団点評」と激しい価格戦争を繰り広げている。

さらに、香港での上場によってアリババは、米中の緊張の高まりのなかで、母国の投資家を呼び込むことができる。
最初の上場をニューヨーク市場で果たし、時価総額US$5090億を誇るアリババは、資金の流入元の多様化を行える。

アリババの香港上場に向けては香港証券取引所も期待を注いでいた。

創業者のマー君こと、ジャック・マー(Jack Ma/馬雲)は2014年の上場の際に、香港を希望したが、香港証券取引所は複数議決権株を認めていなかったため、ニューヨーク市場を選んでいた。

しかし、その後、香港市場においても複数議決権株のルールは緩和され、経営陣は一般株主よりも多くの議決権を維持することが可能になった。

「アリババが2014年に最初の上場を行った際、残念ながら香港での上場は見送ることになった。香港は世界で最も重要な金融ハブであり、過去数年で香港市場では多くの前向きな改革が実行されてきた」と、チャンCEOは2019年11月中旬の株主向け書簡で述べていた。

アリババの香港での二次上場は、ここ数カ月の間、民主化デモが吹き荒れた香港の市場を勇気づけることにもつながる。

デモの影響により香港経済は2019年04月から06月にかけて0.5%の縮小を記録しており、2四半期連続のマイナスで景気後退が確定的となっていた。

しかし、香港にはすでに中国ネットサービス大手の騰訊控股が上場しており、中国IT(情報技術)の二大巨頭が同じ株式市場で競い合う構図になった。

「変革の流れの中にあっても、我々は香港の未来が明るいと信じている。当社が果たせる役割は大きくはないかもしれないが、アリババが香港の今後に貢献できることを望んでいる」とチャンは述べた。

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