2019-10-22

天皇陛下が即位を宣言する「即位礼正殿の儀」が行われた。

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日本経済新聞 電子版、朝日新聞デジタル、毎日新聞は2019年10月23日に、天皇陛下が即位を国内外に宣明される「即位礼正殿(せいでん)の儀」が2019年10月22日に、皇居・宮殿「松の間」で行われたと報告した。

世界約180カ国と国際機関の代表らを含む国内外の賓客約2000人が出席し、午後1時過ぎ、皇居・宮殿の正殿「松の間」で、天皇専用の装束「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」をまとい、皇后雅子さまは、側頭部のびんを大きく膨らませたおすべらかしの髪に十二単(ひとえ)姿で、御帳台(みちょうだい)に立ち、天皇陛下は高御座(たかみくら)に登壇し、「さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました」と上皇さまの退位によって即位した経緯を述べた。そのうえで「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添う」と誓い、即位した5月1日の「即位後朝見の儀」で国民に向けて述べた内容を改めて表明すると、安倍晋三首相が高御座の前で「一同こぞって心からお慶(よろこ)び申し上げます」と「寿詞(よごと)」を返した。

両陛下が退室し、儀式は約30分で終了した。

成人男女の皇族方も松の間に参列し、秋篠宮さまは赤みを帯びた黄色の束帯「黄丹袍(おうにのほう)」を着用し、女性皇族は十二単姿で並んだ。常陸宮さまは車いすに乗り、えんび服で臨んだ。公務から退いた上皇ご夫妻と96歳の三笠宮妃百合子さまは出席しなかった。

海外からは、両陛下と親交の深いオランダやスペインの国王夫妻、イギリスのチャールズ皇太子など多くの王族のほか、フィリピンのドゥテルテ大統領、ドイツのシュタインマイヤー大統領など国家元首が数多く参列する。米国からは、かなりくらいが低いチャオ運輸長官、中国からは王岐山(ワン・チーシャン)国家副主席、韓国からは李洛淵(イ・ナギョン)首相が出席した。

松の間正面の中庭には、安倍首相が揮毫(きごう)した「万歳旛(ばん)」など色とりどりの旛(のぼり)が立てられた。

宮内庁職員らも装束姿で整列する予定だったが、朝からの雨のため人数を減らして建物内に並んだ。

海外や国内各界の代表は、中庭を取り囲んだ春秋の間などで儀式に立ち会い、設置された30台のモニターで進行を見つめた。

首相が「ご即位を祝し、天皇陛下万歳」と発声し、衆参両院議長らが唱和すると、陸上自衛隊による祝砲21発が鳴り響いた。

この間、陛下は玉座の「高御座(たかみくら)」に立ち、主権者の国民を代表する首相らは約1.3m低い松の間の床から陛下を仰ぎ見た。

儀式は、憲法の定める天皇の国事行為として行われた。

ところが、儀式では、皇位の証しとされる三種の神器のうち、剣と璽(じ)(まが玉)、天皇の国事行為に使う印章の国璽(こくじ)と御璽(ぎょじ)が高御座に置かれた。高御座やその中に安置された剣と璽(じ)(まが玉)は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の命を受け、孫のニニギノミコトが日向国(ひゅうがのくに)に降り立ったという「天孫降臨」神話に根ざすとされる。

政府は現行憲法下で初の代替わりとなった平成の前回、高御座を「皇位と密接に結びついた古式ゆかしい調度品」と位置づけるなどして、政教分離に反しないと整理した。

同日夜には、賓客らを招いて祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」が開かれた。

天皇が憲法に基づき行う国事行為に位置づけられ、2019年10月22日は今年限りの国民の祝日となった。

天皇、皇后両陛下が皇居から赤坂御所までパレードする「祝賀御列の儀」は即位礼正殿の儀の後に予定されていたが、政府は台風19号による災害対応に万全を期すため、11月10日に延期した。

2019-05-01---令和時代幕開け、新天皇陛下が即位。

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