2019-08-14

オペラ歌手「世界三大テノール」の一人ドミンゴ、9人がセクハラ告発!

性とメディア

日本経済新聞 電子版を始め、多くのメディアは2019年08月14日に、AP通信からの情報として、スペイン出身で世界的なテノールまたはバリトンのオペラ歌手で、指揮者、歌劇場芸術監督としても活動しているプラシド・ドミンゴ(José Plácido Domingo Embil KBE/1941 - )から長期間にわたってセクハラを受けていたと告発する女性オペラ歌手8人とやダンサー1人の9人の証言を報じたと報告した。

プラシド・ドミンゴは、「世界三大テノール」の一人として有名で、米国のLA Opera(Los Angeles Opera/ロサンゼルス歌劇場)の監督も務める。

報道を受け、米国の歌劇場も反応している。ロサンゼルス歌劇場は2019年08月14日に、「外部機関を使ってドミンゴ氏に対する申し立てについて調査する」と発表した。
LA Operaは「セクハラ防止に関して強い指針を持っている」として、10月に予定していたプラシド・ドミンゴの公演を中止すると公表した。

ただし、まだ疑惑として、LA Operaでは、トップで紹介されている。

AP通信は、オーケストラの演奏者やステージのスタッフなど30人超から「不適切な行為」に関する目撃証言も得たと伝えている。
すでに、プラシド・ドミンゴの公演を中止する劇場も出始めた。

プラシド・ドミンゴのセクハラは「オペラ界の公然の秘密だった」としている。セクハラに加え、他の6人の女性が不快に感じる行為を受けたと主張した。

告発者によると、プラシド・ドミンゴが女性のスカートの中に手を入れたり、キスを強要したりしたという。

AP通信は「仕事をちらつかせて、性的な関係を持つよう女性に圧力をかけた」と伝えた。

権力を利用して、性的関係を迫るのは、芸能界で大きな問題になっている。

プラシド・ドミンゴはAP通信へのコメントで「私と働いたことのある人は、意図的に私が誰かを傷つけたり、困らせたりする人間ではないと知っている。」と強調した。
「今と過去では、ルールや基準が異なることも認識している。」とも加えた。

つまり、昔の常識だったともとれる発言である。

クラシックやオペラ界のセクハラを巡っては、著名な指揮者ジェームズ・ローレンス・レヴァイン(James Lawrence Levine/1943 - )が過去のセクハラ疑惑で米国のニューヨークのMET(Metropolitan Opera House/メトロポリタン歌劇場)の名誉音楽監督を2017年12月に停職処分になり、2018年03月13日に解雇した事件が話題になった。

昔、ニュールンベルグでオペラ歌手になるための教育を受けている人に会ったとき、舞台裏はドロドロだと話してくれたことを思い出す。