2019-07-01

タイのサイアム商銀、香港FWDに生保事業を売却。

銀行

アジア経済ニュースNNA ASIAは2019年07月03日に、タイのSCB(Siam Commercial Bank/サイアム商業銀行)は2019年07月01日に、生命保険事業を手掛ける子会社SCBライフ・アシュアランス(SCB Life Assurance)の全株式を香港のPCG(Pacific Century Group/パシフィック・センチュリー・グループ)の保険部門、FWDグループ(FWD Group/富衛集団)に売却することで合意したと報告した。

売却額は927億バーツ(約3,270億円)で、東南アジアにおける生保企業の売却額で過去最大規模という。

タイのOIC(Office of Insurance Commission/保険委員会事務局)の承認を待っている段階で、年内に取引を完了する見通しだという。

SCBの頭取兼最高経営責任者(CEO)アーティット(Arthid Nanthawithaya)は、SCBライフの売却により得る資金は、資産管理サービスやデジタル事業などに充てる考えを示した。

アーティットCEOによると、SCBライフの生命保険の加入件数は約200万件に上り、契約内容はFWDに売却後もそのまま引き継ぐとしている。

両社は併せて、生保商品の窓口販売(バンカシュアランス)契約も締結した。

これにより、SCBは、FWDの生保商品を15年にわたりタイ国内で販売する。

SCBの時価総額は、今年03月時点で4,490億バーツ。総資産は3兆2,000億バーツで、国内の商銀の中で最大となっている。

FWDは、2013年設立。香港・マカオ、タイ、インドネシア、フィリピン、シンガポール、ベトナム、日本で保険事業を手掛け、アジアで保険事業の買収を積極的に進めていると伝えている。