2019-06-24

マレーシア政府系投資会社PNBの資産残高、3000億リンギ突破!

経済

アジア経済ニュースNNA ASIAは2019年06月26日に、マレーシア経済紙「エッジ・ファイナンシャル・デーリー(Edge Financial Daily)」などが2019年06月25日に、マレーシア政府系投資会社PNB(Permodalan Nasional Berhad/プルモダラン・ナショナル)は2019年06月24日に、2019年05月期決算を発表し、52019年0月31日時点でのAUM(運用資産残高)が3,014億リンギ(約7兆7,650億円)と、初めて3,000億リンギの大台を突破し3014億リンギになったと発表したと伝えた。前年同期比では7%の増加であったと報告した。

内外の厳しい経済環境により、純利益は同1.4%減の53億リンギに落ち込んだが、ゼティ・アクタル・アジズ(Zeti Akhtar Aziz)会長は「PNBに対する国民の強い信頼感を反映し、AUM(Aset di Bawah Pengurusannya)は順調に増加して3,000億リンギという大台を突破した。」とコメント。

PNBを取り巻く経営環境の厳しさは今後も続く可能性が高いとしながらも、リスク軽減を目的とした資産の多角化やメインとなる投資先企業の業績向上などに取り組んでいきたいとの意向を示した。

ゼティ・アクタル・アジズ会長によると、多角化戦略の効果は既に表れ、2019年05月末時点での債券収入比率は2017年の5.8%から7.4%、国外資産比率は2.4%から4.9%に拡大したという。

PNBは、今後も海外の上場株(総資産に占める比率は4.9%)やイギリスをはじめとした国外の不動産、PE(Private Equity/プライベート・エクイティ)分野への投資を進めていく考えだが、直接的な不動産開発は、クアラルンプール中心部に建設する超高層ビル「PNB118」(118階建て)が現時点で最後になると説明した。
保有する不動産(約3,642ヘクタール)は一定の利益を確保した後で売却する方針を示した。

PNB118は既に75階部分まで工事が進んでいるもようで、年内には90階部分までが完成する見込み。完工は2021年初めの予定になっている。
完成すると、 ‎644m(2,113 ft)になる。