2019-05-23

IKEAが、タイでネット通販開始。

オンライン・ショップ経済タイ

アジア経済ニュースNNA ASIAは2019年05月27日に、スウェーデンの家具販売大手IKEA(イケア)は2019年05月23日に、タイでネット通販を正式に開始したと報告した。

タイ国内で3店舗を展開しており、ショールーム型店舗での体験を購買につなげるほか、店舗のない地方都市の需要も取り込む。タイ事業では、ネット通販を2019年の売上高構成比3%にすることを目指す。

東南アジアでネット通販サイトを開設したのは、シンガポール、マレーシアに続いて3カ国目。

通販サイトでは、家具のほか皿やキッチン用品などの生活雑貨も扱っている。

24時間注文が可能で、1~3日で全国へ配送する。

配送料は149バーツ(約510円)から。

年内に1万7,000件の注文を受け、ネット通販を売上高比率の3%にすることを目指す。

決済方法はクレジットとデビットカードが使える。

イケアはこれまでにタイではおよそ105億バーツを投じて、首都バンコク(イケア・バンナー/IKEA banners)、バンコク北郊ノンタブリ県(イケア・バンヤイ/IKEA Bang Yai)、南部プーケット県(イケア・プーケット/IKEA Phuket)に店舗を開設。今年の総売上高は前年比2~3%増を見込んでいる。

通販サイトの正式な開設に先立って行った試験運用中(2019年03月26日~05月14日)に、134万4,700件のアクセスがあり、4,900件の注文があった。

1人当たりの購入額は7,000バーツで、店舗での購入額の2倍以上だった。

注文が多かった地域は、バンコク、プーケット県、東部チョンブリ県、北部チェンマイ県、ノンタブリ県の順だった。

東南アジアでのイケアのネット通販は、シンガポールで2017年、マレーシアで2018年に始まった。

両国のネット通販の売上高比率はそれぞれ10%、5%を占めているという。

イケア・バンヤイのトム・スッター・ストアマネジャー(Tom Suter, store manager of Ikea Bangyai)は声明で、「店舗での買い物体験をネット通販で補完することで、イケアのタイ事業を持続的に成長させる」とした。

またイケアのタイ・シンガポール・フィリピン事業副リテールマネジャーのラシア・シャーロック(Lacia Sherlock, deputy retail manager for Thailand, Singapore and the Philippines, the e-commerce platform)は「店舗での買い物に近い体験がオンラインでできることを狙いとしている」と述べた。

イケアは今後、フィリピンで20年11月までにネット通販を始めるという。