2019-04-22

九州電力、オーストラリアのVIC州政府と混合燃料開発で覚書。

自然

アジア経済ニュースNNA ASIAは2019年04月23日に、九州電力は2019年04月22日に、オーストラリアのVIC(Victoria)州政府と木質バイオマス資源の活用に関するMOU(Memorandum Of Understanding/覚書)を締結したと発表した。

両者は、木質の建設廃棄物や間伐後に残った林地残材と、VIC州ラトローブバレー(Latrobe Valley)で産出する褐炭を混合した燃料を開発する。

九州電力は、将来的に自社の石炭火力発電所での新燃料の利用を考えているという。

九州電力の広報はNNA豪州に対し、2009年にVIC州政府と褐炭の利用に関する共同研究を行ったことなどが今回の覚書の締結の背景にあると説明。共同開発についての人的交流に関しては特に決まっていないと述べた。

ただ、VIC州政府は、今回の開発について補助金などを拠出する考えはないようだ。また、九州電力とVIC州政府は、バイオマス混合燃料の開発期限について、具体的な取り決めはしていないとみられる。

九州電力は、国立研究開発法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託事業として、2018年10月から、日鉄エンジニアリングと共にバイオマス混合新燃料の実用化に向けた開発を進めている。

つまり、まだ何も具体的に決まっていない。」

オーストラリアは実に、面白くにで、鉄、石炭。LP、今度は木質バイオマス資源としての褐炭と、燃料原が無数にある。
それを掘り出して、輸出して経済が成り立っている。
こんな単純な経済で、赤字になると言うのだから、オーストラリアの政治家は、どうなっておるのだろう。

ビクトリア褐炭開発と利用の歴史
1888 - 1963---ラトローブバレーで最初の褐炭生産はグレートモーウェル褐炭鉱で始まり、この炭鉱は後にヤルーン北露天掘り炭鉱 として知られることになる。1924年に露天掘り炭鉱の採炭はSECVに引き継がれた。褐炭は鉄道でメルボルンの需要家に運ばれた。1963 に褐炭を掘り尽し閉山された。
1919-------------ラトローブバレーの褐炭を開発するためState Electricity Commission of Victoria (SECV) が John Monash卿により設立された。
1921-------------ヤルーン 露天掘り炭鉱で褐炭の生産開始。
1924- 1971---ヤルーン褐炭乾燥ブリケット工場が完工し、年産24万トンから65万トンに拡大。1960に年産65万トンのピークを迎えた
1928 - 1968---ヤルーン A 発電所操業 (12基のチェーンストーカーボイラー)合計7万5千KW
1932 - 1970---ヤルーン B発電所操業 (10 基のチェーンストーカーボイラー)合計10万KW
1954 - 1985---ヤルーン C 発電所操業 (初の微粉炭焚ボイラー が6 基)合計10万KW
1956 - 1970---Gas and Fuel Corporation Victoriaがヤルーン褐炭乾燥ブリケットを原料にモーウェルで独ルルギ社のガス化炉を用い 都市ガスを生産。1970に天然ガスの開発を受け閉鎖された。年22万6千トンの乾燥ブリケットを消費
1956-------------モーウェル露天掘り炭鉱で褐炭の生産開始。
1956 - 1988---ヤルーン炭鉱北部での露天掘りが開始。
1958 - 1987---ヤルーン D発電所操業 (6基の微粉炭焚ボイラー)合計10万KW
1959 - 2014---モーウェルでモーウェル褐炭火力とヤルーン褐炭乾燥ブリケットの統合工場が稼働。乾燥ブリケットの原料は後にロイヤン褐炭に変更された。 発電所のボイラー老朽化により2014年に操業停止。合計17万KWの発電と年産130万トンの乾燥ブリケット
1961 - 1989---ヤルーン E発電所運転開始12万KW x 2基
1964 - 1971---ヘイゼルウッド発電所がモーウェル褐炭を燃料に運転開始(8基の微粉炭ボイラー)20万KW x 8基
1967-------------褐炭乾燥ブリケットが日本への輸出を開始
1969 - 2015---ALCOAがアングレシア褐炭鉱と発電所を操業15万KW x 1基
1970 -2014---Australian Char社がモーウェルの褐炭乾燥ブリケットを原料に縦型乾留炉でチャーブリケット工場を操業。褐炭乾燥ブリケットの供給が止まったため、2014年に操業停止。年産8万トン
1973 - 1982---ヤルーンW発電所運転開始35万KW x 2基 & 
37.5万KW x 2基
1984-------------ロイヤン露天掘り炭鉱で褐炭の生産開始
1985 - 1987---ロイヤンA発電所運転開始55万KW x 4基
1985 - 1994---Coal Corporation of Victoria(CCV)が乾燥褐炭ブリケット工場を引き継ぎ Energy Brix社に名称変更。
1985 - 1990---日本褐炭液化(株)の現地法人ビクトリア褐炭液化(株)が褐炭液化パイロットプラントを操業。褐炭処理量150 t/d
1991 - 2000---ルルギ社の過熱蒸気流動床乾燥(SFBD)パイロットプラントがロイヤンB発電所に始動用乾燥炭を供給。年産12万5千トン
1993, 1996---ロイヤンB発電所運転開始52.5万KW x 2基
1993-------------ロイヤンB 発電所がMission Energyとして民営化
1994 -1995---SECV が民営化され、発電所が民間企業に払い下げられた。 SECVの研究開発部門とCCVが新組織ハーマン研究所(HRL)に集約され、Energy Brix社もHRLに移管された。
1997 - 1999---HRLがモーウェルの褐炭液化パイロットプラント跡地でIntegrated Drying and Gasification Combined Cycle(IDGCC)実証 プラントを操業。 1万KW
2014-------------連邦とビクトリア州政府が共同で出資した褐炭利用実証ファンドAdvanced Lignite Demonstration Programに3つの実証プロジェクトが採択された。総額7,500万豪ドル
■ 出所:Allardice Consulting

VIC州ラトローブバレー(Latrobe Valley)の緯度、経度n
38°14'12.8"S 146°23'47.9"E
または、
-38.236889, 146.396625

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