2019-04-18

過激派「新IRA」か?北アイルランドで暴動が起こった。

政治宗教戦争と平和経済

毎日新聞は2019年04月20日に、イギリス領北アイルランドのロンドンデリー(Londonderry in British Northern Ireland)で2019年04月18日深夜に暴動が起き、取材していた女性ジャーナリストが被弾し、死亡したと報告した。

警察は、北アイルランド和平合意に反対する過激派組織「新IRA(New IRA)」の犯行との見方を強め、捜査している。

新IRAは今年に入り、爆弾を用いた複数の事件への関与が疑われており、北アイルランドの治安悪化が懸念されている。

死亡したのは、地元紙や米誌「アトランティック」などに記事を寄せていた29歳のリラ・マッキー(Lyra McKee)。

警察は2019年04月18日、ロンドンデリー市内の複数の過激派の拠点で家宅捜索を実施した。

これに反発した者たちが警察側に対し、爆発物を投げつけたり、車両に火を付けたりして暴動に発展した。

リラ・マッキーはこの暴動の取材中に撃たれた。警察は「これはテロ行為だ。背後には新IRAがいる可能性が高い」とコメントしている。

北アイルランドでは1960年代から、イギリスからの独立とアイルランドへの帰属を主張するカトリック系住民とイギリス帰属継続を求めるプロテスタント系住民が対立する紛争が続き、3500人以上が犠牲となった。

1998年に和平合意し、カトリック過激派の民兵組織だった「IRA(Irish Republican Army/アイルランド共和軍)」が武装闘争を終結したが、IRAから分派した新IRAは活動を続けている。

英メディアによると、新IRAは2019年01月にロンドンデリーで起きた車の爆発事件への関与が疑われているほか、2019年03月にはロンドンなどで複数の小包爆弾が送付された事件で犯行声明を出している。

和平合意ではイギリス領北アイルランドとアイルランド国境の自由な往来が定められた。

イギリスのEU(European Union/欧州連合)離脱(Brexit)問題では、離脱後にこの国境の管理問題をどうするかが、イギリスが離脱方針をまとめるうえでの最大の障壁となっている。

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