2018-11-28

iPSで脊髄損傷治療へ、慶大が臨床研究を承認した。

美容と医学の科学研究調査開発

日本経済新聞 電子版は2018年11月28日に、慶応義塾大学は2018年11月28日に、iPS細胞を使い脊髄損傷の治療を目指す臨床研究計画を承認したと発表した。

年内にも厚生労働省の専門部会に計画を提出する。審議を経て正式に認められれば、iPS細胞から作った神経細胞のもとになる細胞を脊髄損傷患者に移植し、機能改善につなげる世界初の臨床研究が早くて2019年夏に始まる見通しとなった。

[AD] You can advertise on this site.

研究を実施するのは岡野栄之教授と中村雅也教授らのチームで、2018年11月 27日付で学内の審査委員会が計画を承認した。

計画では、脊髄を損傷して2~4週間たった「亜急性期」で、運動などの感覚が完全にまひした18歳以上の患者4人が対象となる。

京都大学iPS細胞研究所が備蓄する他人のiPS細胞から神経のもとになる細胞に育て、患者に移植する。

患者1人あたり、損傷部位に200万個ほどの細胞を移植する。他人の細胞を使うことによる拒絶反応を抑えるため免疫抑制剤を使うほか、リハビリもして、手足などの機能の改善を目指す。

移植から1年かけて安全性や効果を確かめる。

いよいよ、最初の大きな一歩に可能性が託される。

期待しすぎないように、今は一歩目である。

iPS細胞から作った細胞を患者に移植する研究は、理化学研究所などが目の難病の患者に対して2014年に実施した。

京都大学も2018年10月に、パーキンソン病患者の脳に神経細胞を移植する臨床試験(治験)を実施した。

他にも重症の心不全や血液の難病で研究が計画されており、再生医療の実用化を目指す動きが加速している。

岡野栄之教授
分子神経生物学、発生生物学、再生医学

中村雅也教授
脊椎脊髄外科、幹細胞生物学、iPS細胞、脊髄再生、ニューロイメージング、
神経障害性疼痛

2018-11-14---最先端医療の一翼、遺伝子治療薬が、2019年にも日本に上陸!?
2017-03-29---神経回路の回復ができない場合、脳に埋めた電極信号の活用に成功。
2017-02-10---いよいよiPSで脊髄損傷を治療!2018年前半にも臨床研究。
2015-09-24---脊髄損傷の分野で、また新しい技術により、再び自身の足で歩き始めた。
2015-07-01---さて、脊椎損傷にどれがベストか!?
2014-10-21---世界で始めて脊椎損傷で麻痺した人は、細胞移植の後に再び歩き出した。
2014-04-08---下半身不随患者の電極移植術が向上!
2013-08-05---世界初の長屋宏和の頚椎損傷神経再生医療実験Time Line(年表)。最新改訂版!
2013-07-03---骨髄移植は「HIV薬からHIV患者を解放した。」
2013-06-26---脊椎損傷のネズミで、神経細胞は「再成長した。」
2012-03-17---車椅子からの新たな挑戦!
2006-02-11---脊椎損傷の治療最前線!

[AD] You can advertise on this site.

[AD] You can advertise on this site.