2018-10-02

米国中間選挙は、本当に民主党が勝利か?

政治

Forbes JAPANは2018年10月02日に、米国ではこのところ、2018年11月06日に行われる中間選挙で“巨大なブルー・ウェーブが起きる"(野党民主党が大勝する、青は民主党のシンボルカラー)という話をよく聞く。

実際にそうした大波が押し寄せる可能性は確かにあるが、まだ結果を予想するのは難しいと報告した。

大統領選でもヒラリー・クリントの大勝を予測し、AFPは2016年10月19日に、アイルランドのブックメーカーは2016年10月18日に、ヒラリー勝利「確実」で早くも払い戻し開始!したと報告していた。

しかし、20日後には、逆転していた。

米国では、1期目の大統領は中間選挙で平均23議席を失う。
さらに、民主党は今回、中間選挙の候補者選びを順調に進めている。より多くの女性、白人以外、穏健派(与党共和党が優勢な地区で無党派層にアピールするため)の候補を擁立したほか、退役軍人の候補者も多い。こうした人選が有効かどうかは分からないが、悪い結果を招くとは考えにくい。

また、2008年と2012年の大統領選でバラク・オバマを支持したものの、2016年の選挙では目立った動きを見せなかった「オバマ連合」も動員され、投票に向けて準備を整えている。

この連合に含まれるのは多くが若い有権者。特に女性と白人以外、クリエイティブ・クラス(頭脳労働で報酬を得る人たちからなる新たな社会階層)が多くなっていると伝えている。

どの世論調査をみても、結果には大幅な男女差がある。セクハラ告発運動「#MeToo(私も)」が行われてきたことや、女性候補者が過去最多となっていることからも、こうした結果は驚くべきものではない。ただ、共和党は特に女性に関する問題について、感覚が鈍いとみられている。

さらに、多くの世論調査の結果から分かるのは、医療保健の問題が民主党支持層にとっては最大、またはそれに近い重要な問題だということだ。共和党はオバマ前政権が成立させた医療保険制度改革法(オバマケア)の改廃を目指しているが、それが保険給付やメディケア(高齢者向け医療保険制度)の維持に対する大きな恐怖感をもたらしていると言う。

共和党は「鈍感」でも経済に強い?

失業率は3.9%、白人以外の失業率は過去最低の水準で、GDPも前期比年率換算で4.2%増。製造業ではおよそ40万件の新規雇用が創出され、賃金も過去数カ月にわたって上昇している。

「自国が正しい方向に進んでいる」と考えるアフリカ系、ヒスパニック系、そして若年層の割合が増加していることで、最近の世論調査では、こうした見方を示した人は全体の40%を超えている。

ドナルド・トランプが大統領に就任して以来、この割合は28〜30%程度だったという。

トランプの支持率は、2018年07月の調査では45%。これも素晴らしいといえる結果ではないが、同時に散々だ、危険だ、というほどの水準でもない。

さらに、共和党支持者の間でのトランプの支持率は88%だった。支持率は経済政策に関しては50%を超え、外交政策については42%となっている。

世論調査の結果が、中間選挙での共和党の勝利を意味するものかどうかはまだ分からない。だが、共和党がそれほど支持を失っているわけではない。

民主党が選挙で勝利するには、支持率で共和党に5〜6ポイントの差をつける必要がある。
現在の民主党のリードは平均6〜8ポイント。地滑り的勝利を予想できるほどの差ではない。

また、上院議員選挙で最も接戦になると予想される8つの州(フロリダ、ミズーリ、インディアナ、ネバダ、ノースダコタ、モンタナ、テネシー、アリゾナ)では、両党の支持率の間にはゼロ〜わずか数ポイントの差しかない。勝敗の予測は難しい情勢だという。

今回も、最後にレディー・ガガがナチス・ファッションで登場し、確実にユダヤ票をなくしたようなことが起こるかもしれない。

結果は、見てのお楽しみ!

2016-12-29---史上最大のサイバー攻撃スキャンダル!
2016-12-26---オバマ大統領、大統領選「私なら勝てた。
2016-12-15---イーロン・ムスクは、ドナルド・トランプに寝返った。
2016-11-21---クリントンの方が170万の票、トランプより多かった!
2016-11-15---ミシェル夫人は「ヒール履いた類人猿(Ape in heels)?」
2016-11-12---クリントン、米国大統領選での敗北は「FBI長官のせい」と言った。
2016-11-09---意外に、女性に弱かった女性初の大統領。
2016-11-09---AP通信、トランプが当選確実を速報!
2016-11-09---大手新聞各紙、現時点でトランプ優勢と報告!
2016-11-08---米国大統領選、最後まで中傷合戦!史上初!
2016-11-07---クリントンの選挙戦締めに、レディー・ガガ登場!
2016-10-28---クリントン元大統領、側近メモ流出!財団から巨額の私的収入か?
2016-10-22---クリントン事務所に「白い粉入り」の封筒が届いた。
2016-10-19---米国で、「Nasty Woman(いやな女)」が溢れて大炎上!
2016-10-18---アイルランドのブックメーカー、ヒラリー勝利「確実」で早くも払い戻し開始!