2018-09-17

オーストラリアのグリコ・森永事件!

犯罪と裁判食品

アジア経済ニュースNNA ASIAは2018年09月17日に、地元各メディアが、オーストラリアの小売り大手ウールワース(Woolworths)のQLD(Queensland/クイーンズランド)州とVIC(Victoriaビクトリア)州の店舗で販売されていたQLD州産のイチゴに、縫い針が混入されていることが分かり、警察が捜査中だと報告した。

農園で働いていた元従業員による犯行との見方が有力だという。針が混入されたイチゴを食べた男性が激しい腹痛で病院で治療を受けたほか、男児が針の入ったイチゴを口にいれる被害が出た。

国内全域でイチゴ販売に自粛ムードが出ている。

QLD州警察と保健当局は、QLD州産のブランド「ベリー・ライシャス(Berry Licious)」と「ベリー・オブセッション(Berry Obsession)」のイチゴを購入した消費者は、早急に廃棄するか、購入元に返品するように呼び掛けている。

QLD州のイチゴ生産者団体QSGA(Queensland Strawberry Growers Association/クイーンズランド・イチゴ生産者協会)は、農園の元従業員による犯行とみており、「疑いを裏付ける根拠がある」との声明を出している。

また、QLD州ガットン(Gatton)の小売り大手コールズ(Coles)でも、ウールワースで見つかったイチゴとは違うブランドで針が見つかった。

このほかにもブリスベン(Brisbane)、ヤラム(Yaram)、グラッドストン(Gladstone)でも同様の被害報告があり、NSW(New South Wales/ニューサウスウェールズ)州でも針の入ったイチゴが発見された。

NSW州警察当局は、最大で6ブランドのイチゴで針が発見されたとしている。

ウールワースや競合のコールズ、アルディ(Aldi)はWA(Western Australia/西オーストラリア)州を除くほぼ国内全域でQLD産のイチゴを店頭から撤去した。

ただ、WA州の小売店舗では、イチゴの購入が減ったことから、生産者からの調達をキャンセル。同州のイチゴ農家は大量の廃棄を強いられている。SA(South Australia/南オーストラリア)州のイチゴ生産者は、出荷を数週間後に控えており、販売が可能か懸念している。

QLD州のアナスタシア・パラシェ首相(Annastacia Palaszczuk MP, Premier of Queensland and Minister for Trade, Australia)は、イチゴへの針混入事件により、A$(万豪ドル)1億6,000(約128億円)規模の同州イチゴ産業に影響が出たと指摘した。QLD州政府は、犯人逮捕につながる情報提供があればA$10万の賞金を支払うとしている。

現在、イチゴ一かご当たりA$0.33で販売されている場合もあるが、A$2以下では農家の利益はないという。

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