2018-09-12

オーストラリアのTPP批准も間近か!?労働党がTPP支持。

経済

アジア経済ニュースNNA ASIAは2018年09月13日に、オーストラリアの地元各紙は2018年09月12日に、オーストラリアを含む11カ国が2018年03月に署名したTPP11(Trans-Pacific Partnership Agreement 11/CPTPP/環太平洋連携協定)について、オーストラリアの最大野党労働党(Labour Party)が支持を決めたことが分かった。

これによりスコット・モリソン(Scott Morrison)の政権は連邦下院議会での批准手続きに入る。

ただし、労働党は将来的に、労働市場テストの厳格化やISDS(Investor-State Dispute Settlement/投資家対国家の紛争解決)条項の撤廃方針を示していると伝えたと報告した。

労働党内の協議では左派や労組などの反対意見が半数を上回ったが、投票は行われず、TPP参加による国際市場へのアクセスの拡大や、雇用や環境基準の改善をより評価したとみられる。

TPP賛成派でもある労働党の影の貿易相ジェーソン・クレア(Labor party's shadow trade minister Jason Clare)は、同党が政権を奪取した場合、3年後の見直しの際にカナダ向けのISDS条項を撤廃する考えを示した。

また、現状ではカナダやメキシコ、ペルー、ブルネイ、マレーシア、ベトナムからの労働者については労働市場テストが免除されているが、これらの国と個別に再交渉を行う方針を示し、将来的には労働市場テストの免除を撤廃したいとしている。

業界団体のECA(Export Council of Australia/オーストラリア輸出カウンシル)は、TPPにより国内経済にはA$(豪ドル)156億(約1兆2,341億円)の恩恵があるとし、労働党のTPP支持を歓迎した。

TPP11は、日本とメキシコ、シンガポールで批准手続きが済んでいる。
オーストラリアとチリ、ニュージーランドも近くこれに続く見通しで、TPP11は6カ国以上が批准すれば発効する。

ターンブル前首相(Former Prime Minister Turnbull)の政界引退に伴い行われるニューサウスウェールズ州ウェントワース(New South Wales Wentworth)選挙区の補欠選挙が、2018年10月20日に実施されることが分かった。

与党保守連合(自由党・国民党)からは自由党が候補者を出すものの、男性候補者では選挙に勝てないとの懸念が同党内で広がっていると伝えている。

2018-09-05---NZ貿易相、TPP11は年内にも6カ国目として発効へ
2018-08-06---シンガポールのGDP、TPPで2035年までに0.2%拡大。
2018-05-14---コート駐日豪大使インタビュー「日豪関係は全てが合格点」
2018-03-08---TPP11の署名で、マレーシアが最大の恩恵国。
2018-01-23---カナダのトルドー首相「交渉は決着」、TPP署名へ。
2017-01-20---大統領就任演説直後、TPP離脱方針発表!
2016-11-10---米国抜きのTPP発効はありえるのか!?
2015-10-05---TPP、大筋合意。
2013-12-07---WTOは、US$1兆の世界貿易取引に合意。
2013-03-22---どうなる?日本とTPP。
2013-03-14---TPP:それは何ですか?なぜそれは重要ですか?
2011-11-28---世界中で自由貿易協定(FTA)の締結を加速している。