2018-08-06

インドで、米中貿易戦争により、中国製鉄鋼の輸入急拡大。

経済

アジア経済ニュースNNA ASIAは2018年08月07日に、インドの経済新聞「ファイナンシャル・エクスプレス(Financial Express/電子版)」は2018年08月06日に、米国のトランプ政権による鉄鋼の輸入制限措置を受け、インドでは第2四半期(2018年04〜06月)に、中国からの鉄鋼輸入が前期比67%増の36万2,000トンへと急拡大した。

中国と同様に輸入制限の対象となっている日本や韓国からの輸入も大幅に増加していると報告した。

米国当局は2018年03月に、中国や日本、韓国、インドなどから輸入する鉄鋼に対して25%の追加関税を課す輸入制限措置を発動した。

これを受け、米国に輸出できなくなった各国の鉄鋼がインドに流入している。

第2四半期の日本からの輸入量は前期比47%増の37万4,000トン、韓国からは35%増の74万6,000トンへと拡大した。日中韓からインドへの鉄鋼輸出は合計で45%増加し、重量にして45万9,000トン増えた。

一方、同3カ国の同期の米国への鉄鋼輸出は17%減少し、重量にして24万1,000トン減った。

つまり、米国で減った量に倍近くになっている。

インドは政策支援を追い風に、2016/17年度(2016年04月〜2017年03月)と2017/18年度に2年連続で鉄鋼の貿易黒字を達成した。

ただ、米国の制裁を受けてEU(European Union/欧州連合)も鉄鋼に対する緊急輸入制限(セーフガード)の発令を決めたため、ヨーロッパ向けの鉄鋼もインドに流れ始めており、2018/19年度は輸入超過に逆戻りする懸念が出てきている。

国内産業への影響危惧を背景に、2018年07月には地場鉄鋼各社の株価が急落する事態も起こった。

いずれインドも、緊急輸入制限(セーフガード)の発令を決めることだろう。

そして、鉄の価格の下落が大きくなることだろう。

実は、インドも鉄を生産している。
現在のところ、まだ鉄とアルミは値上がりしている。

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