2018-08-06

香港とアジア市場が好調で、HSBCの2018年中間期、税引き前純益5%増。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2018年08月07日に、香港返還に先駆け、1991年に設立したイギリス系金融世界大手のHSBC(Hongkong and Shanghai Banking/香港上海銀行/滙豐銀行/香港上海滙豐銀行有限公司/)ホールディングスが2018年08月06日発表した2018年6月中間期決算は、税引き前利益が前年同期比4.6%増のUS$107億1,200万(約1兆2,000億円)だった。

主力のアジア市場が好調に伸びたと報告した。

伸び幅は事前の市場予測値(2〜6.8%増)を突破し、純利益は2.5%増のUS$71億7,300万、営業利益は3%増の93億3,100万米ドル。純利息収入は9.6%増の151億米ドルだった。純利ざやは0.03ポイント上がって1.66%。純手数料収入は4.3%増の67億6,700万米ドルとなった。

市場別の税引き前利益を見ると、主力のアジア市場が22.9%増の93億8,000万米ドルと好調。このうち香港は29.7%増のUS$59億7,600万で、全体の56%を占めた。
中国本土は17.3%増のUS$15億4,900万。中東・北アフリカも4%増。
一方、北米は95.6%減、欧州は80.8%減とともに大きく減らした。

もし、アジア市場がなければ、惨憺たる結果であった。

業務別の調整を経た税引き前利益では、
◇リテールバンキング・ウェルスマネジメント:6.9%増
◇コマーシャルバンキング:15.3%増
◇グローバルバンキング・マーケッツ:0.7%増
◇グローバルプライベートバンキング:31.9%増。
一方、コーポレートセンターは62.7%減と下げ幅が目立った。

HSBCグループ傘下の香港地場銀行の恒生銀行(Hang Seng Bank)が同日発表した2018年6月中間期決算は、純利益が前年同期比28.5%増のHK$(香港ドル)126億3,700万(約1,793億円)だった。純利息収入、非利息収入ともに伸びた。

税引き前利益は27.6%増のHK$148億6,400万となり、伸び幅は市場予測の11〜18%増を上回った。営業利益は25%増のHK$146億6,200万で、貸倒引当金とその他信用リスクを除いた場合は20%増。

純利息収入は20.4%増のHK$142億2,800万。平均利付き資産は11%増えた。純利ざやは0.16ポイント上がって2.1%。

純手数料収入は21.1%増のHK$39億8,900万だった。
主要手数料収入が軒並み増加した。増収幅は証券仲介サービスが46%、リテール向け投資ファンド販売サービスが10%、クレジットカード関連サービスが14%など。

6月末時点の貸出残高は前年末比6%増のHK$8,550億。このうち香港域内向けは7%増えた。貿易向けは6%減。域外向けは8%増となったと伝えている。

大手銀行の中には、リーマンショック以降、アジア市場を売却した銀行もあったが、どうなっただろう。