2018-07-25

「はやぶさ2」、上空6kmから撮影の小惑星の画像公開。

宇宙

毎日新聞は2018年07月25日に、JAXA(Japan Aerospace Exploration Agency/宇宙航空研究開発機構)は2018年07月25日に、探査機「はやぶさ2」がこれまでより近い上空約6キロから写した小惑星リュウグウ(Ryugu)の画像を公開したと報告した。

面のクレーターや、多数ある岩の塊がより鮮明に見える。

JAXAによると、画像は2018年07月20日午後4時ごろに撮影した。「はやぶさ2」は2018年06月27日に小惑星リュウグウ(Ryugu)に到着したが、その後、小惑星から約20km離れた地点(ホームポジション)に滞在して、リュウグウの観測を続けていた。高度20kmでホバリングをしていたわけで、そして、2018年07月16日の週には、このホバリングの高度を下げるという運用を行った。最終的には、高度が6kmを切るくらいまで下がり、そのときに撮影した画像の1枚を公開した。

公開された画像は、これまでホームポジションから撮影されていた画像と比べると、解像度が約3.4倍上がっており、1画素が約60cmに対応している。画像中央付近にリュウグウ表面で最大のクレーターが写されているが、“すり鉢"のような形をしていることがよく分かる。また、リュウグウの表面が非常に多数の岩塊(ボルダー)に覆われていることも分かった。この写真は、着陸地点を選ぶ上でも重要な情報となる。

今回、高度を下げた運用はBOX-C運用と呼ばれるもので、はやぶさ2プロジェクトでは、BOX-A、BOX-B、BOX-Cというものを定義している。

BOX-Aは、ホームポジションに対応するもので、高度が約20kmになる。
BOX-Bは高度はBOX-Aと同じだが、前後左右に±10kmまで移動できる範囲になる。
BOX-Cは前後左右はBOX-Aと同じだが、高度を5kmくらいまで下げたところまで含む領域になる。

なお、ここでの座標系はプロジェクトで定義しているホームポジション座標系というものだが、定義で重要な点は、Z軸は常に小惑星から地球方向を指すものになっていることである。

画像クレジット※:JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研

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