2018-02-24

中国の吉利、ドイツのダイムラーで筆頭株主に!

経済

日本経済新聞 電子版は2018年02月24日に、中国の自動車メーカー浙江吉利控股集団(浙江吉利候补胯集团/Zhejiang Geely Holding Group/Geely Group Co., LTD., Hangzhou, China)がドイツのダイムラー(Daimler AG, Stuttgart)の株式の9.69%を取得し、筆頭株主になったと報告した。

ダイムラーが2018年02月23日に、ドイツ証券取引法(Deutsche Securities Trading Act)に基づいて開示した。

取得額はUS$92.2億(€75億/1兆円)規模とみられる。

ロイターは2018年02月24日に、最終的な合意の前に、米国のテスラ(Tesla)、Google、Uberなどの挑戦に対応するために、EV(Electric Vehicle/電気自動車)や自動運転技術のあるメルセでつ・ベンツのオーナーであるダイムラーに動いたと報告している。

吉利はスウェーデンのボルボ(Volvo)などの親会社で、ドイツの名門にも影響力を及ぼす可能性が出てきた。

開示資料によると、株式を取得したのは吉利の李書福董事長(Li Shufu, chairman of Geely Holdings)で、これまで筆頭株主はクウェートの政府系投資ファンドだった。吉利は株式市場でダイムラー株を取得したもよう。

ダイムラーは「長期的な投資家は歓迎する」としている。

李書福董事長は、それ飛ぶ自動車にも興味を示している。

吉利のダイムラーへの出資説はこれまでもたびたび報じられてきたが、ダイムラーは交渉を否定。一方で株式市場での株式取得には反対しないと表明していた。

吉利の出資の狙いは明らかになっていないが、ダイムラーの電池技術に関心があるとされる。

吉利は傘下に高級車メーカーのボルボ・カーのほか、イギリスのロータス(Loutas)など、ヨーロッパの自動車メーカーを持つ。2017年12月には商用車大手のABボルボ(スウェーデン)にも約4000億円を出資し、筆頭株主になった。ダイムラーにも高級乗用車の部門と商用車の部門があり、相乗効果を狙うとみられている。

ダイムラーは自動車の源流を発明したカール・ベンツと(Karl Friedrich Benz/1844 - 1929)とゴットリープ・ダイムラー(Gottlieb Daimler)を創業者に持ち、世界最古の自動車メーカーとされる。

「メルセデス・ベンツ」のブランド力は絶大で、ドイツのVW(Volkswagen/フォルクスワーゲン)と並んで自動車大国ドイツの象徴的な存在で、吉利がダイムラーの経営に関与する意思を示すかどうかが注目されている。

1902-06-23---「メルセデス」の商標が登録された。
1886-01-29---ガソリン駆動の内燃機関で最初の実用的な車の特許を取得した。

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