2017年12月18日

米国の大学チーム、最古の生命痕跡を確認。

自然超過去

AFPは2017年12月19日に、オーストラリアで見つかった35億年前の極小の化石に生命の痕跡を確認したと、米国大学の研究チームが2017年12月18日に、PNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences/米国科学アカデミー紀要)で発表したと報告した。

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SIMS analyses of the oldest known assemblage of microfossils document their taxon-correlated carbon isotope compositions
J. William Schopfa,b,c,d,1,
Kouki Kitajimad,
Michael J. Spicuzzad,
Anatoliy B. Kudryavtsevb, and
John W. Valleyd
Author Affiliations

aDepartment of Earth, Planetary, and Space Sciences, University of California, Los Angeles, CA 90095;
bCenter for the Study of Evolution and the Origin of Life, University of California, Los Angeles, CA 90095;
cMolecular Biology Institute, University of California, Los Angeles, CA 90095;
dWisconsin Astrobiology Research Consortium, Department of Geoscience, University of Wisconsin, Madison, WI 53706

Contributed by J. William Schopf, November 17, 2017 (sent for review October 16, 2017; reviewed by David J. Bottjer, Andrew Czaja, and Yanan Shen)

10年以上かけた研究により、微生物の痕跡と突き止めた。生命の直接の痕跡で確認されたものとしては最古となる。

発表された論文によると、この微化石は1982年にウエスタンオーストラリア州の「エイペックス・チャート(Apex Chert)岩体」から見つかっていたもので、その中に円筒形やヘビのような形をした微生物11種が保存されていた。これらの微生物には現在は絶滅しているものもあれば、現生のものに近いものもあった。

この化石については、既に1993年と2002年に発表された論文で微生物の存在が指摘されていたものの、生物試料のように見える変わった形状の無機物ではないかと疑問が呈されていた。

このため米国のウィスコンシン大学マディソン校(University of Wisconsin-Madison)のジョンWバリー(John W. Valley)教授らの研究チームは10年を費やし、「SIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry2次イオン質量分析法)」と呼ばれる手法を応用して、化石から内容物を分離する技術を開発した。化石を破壊せずに1マイクロメートルずつ粉砕し、炭素12と13の割合を調べ、これを同じ岩の化石が含まれていない断面と比較した。

論文によると、微化石11個は石英の硬化層に包まれていた。それぞれの太さは10マイクロメートルほどで、このうち8個は人の頭髪ほどの太さだという。

これまでに、39億5000万年前にさかのぼるものも含め、さらに古い痕跡が見つかったとの研究もあるが、これらは微化石
の形状か化学的な追跡の一方のみに基づいており、両方ではない。

ジョン・バリー教授はAFPの取材に「こうした研究のいずれも生命の痕跡を示すものとは見なされない」とし、今回初めて、両方を踏まえた最古の痕跡が確認されたと説明した。

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