2017-11-26

激震!米国の雑誌「TIME」、MeredithにUS$28億で身売り!

経済

日本経済新聞 電子版は2017年11月27日に、米国の出版大手タイム社(TIME Inc.)は2017年11月26日に、発行済み全株式を米国のメディア大手メレディス(Meredith)に売却すると発表したと報告した。

売却総額はUS$28億(約3100億円)。タイムは雑誌「TIME」や「フォーチュン(Fortune)」「スポーツイラストレイテッド(Sports Illustrated)」など多くの著名雑誌を発行するが、デジタル化への対応が思うように進まず、身売りを余儀なくされた。

複数の投資会社などが保有するタイムの全株式を、メレディスが15日終値より46%高い1株当たりUS$18.5で取得する。メレディスはタイムが抱える負債も引き取る。買収は2018年01〜03月期に完了する見通しだという。

タイムは1922年に創業し、世界で約60の雑誌を出版する。米メディア大手のタイムワーナー(Time Warner Inc.)から2014年に分離。ネットメディアに押されて販売、広告とも収入が落ち込んでいる。

メレディスのスティーブン・レイシー会長兼最高経営責任者(Steve Lacy. Chairman and CEO)は声明で、タイムの買収により「テレビから出版、モバイルにまたがる約2億人の米国の消費者を抱えるメディア企業になる」と述べた。

メレディスは、地方のテレビ放送や雑誌を手掛ける。2016年時点のタイムとメレディスの売上高は合計で約US$48億になるという。このうち広告収入はUS$27億。メレディスはタイムとの統合により、合併後2年間のコスト節減効果はUS$4億〜5億になると予測する。

買収資金のうちUS$6億5千万は、大富豪のチャールズ・コーク(Charles Koch)とデービッド・コーク(David Koch)兄弟の傘下の投資会社KED(Coke Equity Development/コーク・エクイティ・デベロップメント)が拠出する。コーク兄弟は保守的な政治思想で知られ、共和党に大きな影響を持つ。メレディスによると、KEDは取締役を送らず、タイムの編集や経営に直接関与しないという。