2017-06-24

ロッテ創業者94歳の重光武雄が取締役退任。

経済

毎日新聞はに創業一族間で経営権を巡る内紛が続くロッテHD(Lotte Holdings/ロッテ・ホールディングス)は2017年06月24日に、東京都内で株主総会を開き、創業者で日韓にまたがる企業グループを築いた94歳の辛格浩(신격호/日本名:重光武雄/1922 - )が取締役から退く人事を正式に決めたと報告した。

ロッテHDは高齢が退任の理由と説明した。

持ち株会社化前のロッテ時代から約70年続いた重光武雄の取締役在任が終わった。名誉会長の肩書は残る。

重光武雄を外した会社側の取締役選任議案が過半数の賛成で可決した。
一連の争いで、副会長の座を追われた創業者長男で、東京都出身の在日韓国人二世の実業家である63歳の辛東主(신동주/日本名:重光宏之/1954 - )は、自身や重光武雄らを選任する株主提案をしたが、退けられた。

辛東主は、日本で生まれ育ったため、会話では日本語を用いる。韓国語は聞き取ることはできるが、話すことは出来ない。
1978年に、旧財閥系の三菱商事に入社している。その4年前の1974年に、東京丸の内の三菱重工本社ビル入り口付近で過激派による時限爆弾約10kgのダイナマイト爆発。
1987年に、ロッテ商事入社。
1988年に、ロッテ商事取締役。
1991年に、株式会社ロッテ常務取締役。
2001年に、株式会社ロッテ取締役副社長。
2009年株式会社ロッテ株式会社ロッテホールディングス取締役副会長となる。日本チューインガム協会会長、ロッテ国際奨学財団理事長も兼ねた。
2011年ロッテ商事代表取締役副会長兼社長に就任した。ロッテ商事の社長交代は、1952年12月にロッテの営業部を独立させて設立以来初めてのことであった。
2014年12月に、ロッテ商事社長などグループ三社の役職を解かれた。
2015年01月に、ロッテホールディングス取締役副会長職も解かれ、事実上経営陣から放逐された。
韓国では「韓国語を忘れてしまった韓国人が韓国人と言えるのか」「国籍は韓国だが精神は日本人」と批判された。
これ以降の韓国マスコミとのインタビューは英語で行われている。

検察は2017年04月17日、朴槿恵(Park Geun-Hye/박근혜)前大統領被告および親友の崔順実(최순실/チェ・スンシル、Choi Soon-Sil)被告にUS$700万(約7億6000万円)近い賄賂を渡した罪で、ロッテグループ(Lotte Group)の辛東彬(신동빈/日本名:重光昭夫)会長を新たに起訴したと発表している。

重光といえば、東京湾のUSSミズーリで日本の政府関係者が国を代表し、調印した重光葵(外務大臣)を思い出す。
それほど多い名前ではないだろう。

朴槿恵(Park Geun-Hye/박근혜)前大統領の収賄疑惑を調べている検察特別捜査本部は2017年03月19日に、ロッテ免税店の張善郁社長を参考人として聴取したと報告した。

横領や背任などの罪に問われているロッテグループ創業家一族の初公判が2017年03月20日に、ソウル中央地裁で開かれる。

創業者の辛格浩(신격호/日本名:重光武雄/1922 - )のほか、格浩の次男で韓国ロッテグループ会長の辛東彬(신동빈/日本名:重光昭夫)ら5人がそろって法廷に立つ可能性があった。

2人のほかに、ロッテホールディングス(HD、本社・東京)前副会長で、辛東彬の兄の辛東主(신동주/日本名:重光宏之)、辛格浩の長女でロッテ奨学財団理事長の辛英子(신에이코)、辛格浩の内縁の妻徐美敬も起訴されている。

このうち辛格浩は94歳と高齢なうえ、健康状態が悪いため裁判に出席しない可能性がある。日本にいるとされる徐美敬については、当局が初公判に出頭しければ逮捕状を発付すると警告しているが、旅券を無効にする措置を受けた状態の徐美敬が日本に戻れなくなることを懸念し、出頭しない可能性が指摘されている。

辛東彬は取締役や顧問などとして名前だけ登録し、労働の実体のない一族などに給与を支払ったとして508億ウォン(約51億円)の横領や背任の罪などに問われている。

検察は辛東彬の逮捕状を請求したが、裁判所に棄却されたため2016年10月に辛格浩、辛東主とともに東彬氏を在宅起訴したと報告している。

創業者の逮捕などを避けることが目的かもしれない。

2017-04-17---朴前大統領を収賄罪などで起訴!ロッテ会長も起訴!
2017-03-19---朴前大統領の収賄疑惑で、ロッテ免税店社長を参考人聴取。
2017-03-02---THAAD配備配備の韓国で、ロッテがサイバー攻撃被害!