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2017年06月14日

アマゾンのダム新設で「大規模な」環境破壊の恐れ。

自然

AFPは2017年06月15日に、ブラジル・アマゾン盆地(Amazon Basin)で建設が提案されている水力発電ダムは、数にして既存のダムの3倍に当たる428基に及び、自然環境に大きな打撃を与える恐れがあるだけではなく、局地的な天候にも変化を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らす研究論文が、発表されたと報告した。

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国際的な研究チームはイギリスの科学誌ネイチャー(Nature)に発表した論文で、建設予定のダムが及ぼす影響をさまざまな基準に基づいて評価する「DEVI(Dam Environmental Vulnerability Index/ダム環境脆弱性指数)」を発表した。DEVIは、政策立案者らにどのダムの建設を見合わせるべきかについて判断材料としてもらう役目も担っている。

Damming the rivers of the Amazon basin

Edgardo M. Latrubesse,
Eugenio Y. Arima,
Thomas Dunne, Edward Park,
Victor R. Baker,
Fernando M. d’Horta,
Charles Wight,
Florian Wittmann,
Jansen Zuanon,
Paul A. Baker,
Camila C. Ribas,
Richard B. Norgaard,
Naziano Filizola,
Atif Ansar,
Bent Flyvbjerg &
Jose C. Stevaux

Nature 546, 363–369 (15 June 2017)
doi:10.1038/nature22333
Received 24 March 2016
Accepted 30 March 2017
Published online 14 June 2017

論文の主執筆者で、米国のテキサス大学オースティン校(University of Texas at Austin)のエドガルド・ラトルベッセ(Edgardo Latrubesse)教授は、「リスクを洗い出して、問題に対する見方を変える必要がある。」「天然資源に対する人為的な大規模破壊が進み、環境の保全と持続可能な開発のための合理的な代替案を見つけることは急務だ」と話している。

アマゾン川(Amazon River)に流れ込んでいる河川系は世界最大規模で、地球上で最も高密度の生物多様性を育んでいる。

この巨大な支流をダムによって時には何十回もせき止めれば、下流の生態系を支える栄養分が遮断され、広大な森林地帯が水没し、水生・陸生両方の野生動物が脅かされることになる。

ダムを1(無害)から100(非常に破壊的)までの間で採点する今回の最新指数DEVIは、既存のダムにも適用できる。

例えば、アマゾン水系で最も多様な魚類個体群が生息するマデイラ川(Madeira River)に最近建設された2基の巨大ダムは、浸食、流出水汚染、堆積物の流出阻害などの潜在リスクのせいで評点が驚くほど高くなった。マデイラ川では、さらに上流にも25基のダム建設が計画されている。

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