2017-05-23

香港で、「港珠澳大橋」の不正発覚、21人逮捕!

犯罪と裁判

アジア経済ニュースNNA ASIAは2017年05月25日に、Hong Kong ICAC(Independent Commission Against Corruption/香港廉政公署/香港汚職取締署)は2017年05月23日に、香港とマカオ、広東省珠海市を結ぶ「港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge)」の建設で、工事に使うコンクリートの圧縮試験結果を改ざんしたなどの疑いで、請負業者の21人を逮捕したと発表した。

「港珠澳大橋」の安全性を不安視する声が高まっていると、2017年05月24日付SCMP(South China Morning Post/サウスチャイナ・モーニングポスト)などが伝えた。

ICACは2017年05月16日、請負業者の嘉科工程顧問の上級幹部2人、上級現場検査技師2人、現場検査技師12人、検査助手5人を逮捕した。

上級幹部には外国籍も含む。逮捕者は既に全員保釈されている。

ICACによると、この請負業者には、CEDD(the Civil Engineering and Development Department/香港政府土木工程拓展署)が2013年1月から、「港珠澳大橋」の建設に使うコンクリートのサンプル圧縮試験を依頼した。サンプルの試験を一定期間内に実施し、全サンプルが試験に合格することが求められていた。

ところが、一部の試験が指定の期間内に実施されず、現場検査技師と助手がそのことを隠ぺいしようとした疑いが持たれている。

さらに、2015年初めから一部の検査作業員がサンプルをすり替え、試験結果を偽った疑いがある。
上級現場検査技師2人には、不正を知りながらこの試験結果を承認した疑いがかけられている。

不正の発覚を受け、この業者は内部調査を行ったが、土木工程拓展署にサンプルをすり替えていたことを報告しなかった。ICACは、業者が同署を欺く目的で、不適当な調査報告を提出したとみている。

土木工程拓展署は昨年半ば、サンプルの数値に問題があると気付き、ICACに通報していた。不正改ざんを巡っては、ICACが2015年初めに違法行為に気が付いていたとの報道も出ている。

政府発展局(Development minister)の馬紹祥(エリック・マー/Eric Ma Siu-cheung)局長は23日、政府が港珠澳大橋の構造上の安全性を調査すると述べた。

政府報道官によると、政府路政署は先週、主要インフラプロジェクトのコンクリート強度試験をすぐに実施するよう指示した。

これまでのところ、試験結果に問題はないという。路政署は今後数週間、独立した専門機関を雇って試験を行う予定で、結果次第では、年末ともみられている港珠澳大橋の開通時期に影響が出る恐れもある。

香港とマカオ、広東省珠海市を結ぶ「港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge)」の緯度、経度
22°16'58.8"N 113°46'44.0"E
または、
22.283, 113.7789