2017-05-23

前CIA長官、「トランプ陣営とロシアは接触あった。」

犯罪と裁判政治調査

日本経済新聞 電子版は2017年05月24日に、米国のCIA(Central Intelligence Agency中央情報局)のジョン・ブレナン(John Brennan)前長官は2017年05月23日に、ロシア政府による米国大統領選挙の干渉疑惑について下院情報特別委員会(House Permanent Select Committee on Intelligence)で証言し、トランプ陣営メンバーとロシア政府関係者の間に「接触や交流があった。」と認めた。

その上で「FBI(Federal Bureau of Investigation/連邦捜査局)の捜査には十分な根拠がある」と語った。
情報機関の元トップがトランプ陣営とロシアとの接触の事実を認めたことで疑惑追及を求める声は今後、一層強まりそうであると伝えている。

ところが米国には、最後の切り札であるEO(Executive Order/大統領令)がある。
この切り札を切るタイミングを間違えたニクソン(Richard Milhous Nixon/1913 - 1994)は史上初の大統領辞任を発表することになった。

ドナルド・トランプ(Donald Trump)政権の誕生を受け、CIA長官を1月に辞任したブレナンは「ロシアが臆面もなく2016年の大統領選に介入してきたことは明らかにしておくべきだ。」と指摘した。CIAはロシア介入を把握し、ブレナンは2016年08月にFSB(Federal Security Service of the Russian Federation/ФСБ/Федеральная служба безопасности Российской Федерации/ロシア連邦保安局)のアレクサンドル・ボルトニコフ(Александр Бортников/Aleksandr Vasileevich Bortnikov/2008 - )長官に電話で警告しただが、ロシアの介入は続いたと証言した。

ロシアの介入は、トランプ陣営の操りの証拠にもなるので、やめるわけがない。

焦点となるトランプ陣営の関与では、接触や交流の存在は認めたものの、ロシア側との共謀の事実があったかどうかについては「分からない」と語った。
「ロシア側が(接触したトランプ陣営の人物の)協力を得られたかどうかは疑問だ」と述べるにとどめた。

この点が、最大の焦点だろう。
そして、そこで浮上するのが、トランプ政権は、マイケル・フリン(Michael Flynn)前大統領補佐官(国家安全保障担当)が捜査対象と知りながら起用か!?ということになる。

一方、ドナルド・トランプ(Donald Trump)から選挙戦におけるロシアとの共謀疑惑を公に否定するよう要請を受けたと一部メディアで報道された現職のダン・コーツ国家情報長官(Director of National Intelligence Dan Coats)も議会の別の委員会で証言した。ドナルド・トランプにロシアを巡る疑惑を否定するよう求められたかについて、「大統領とは定期的にやりとりするが、その内容を明らかにするのは適切とは思わない。」と語り、報道の真偽には言及しなかった。

いろいろな逃口がまだあり、最後まで追い詰めることができるかも焦点である。

しかし、あの不思議な大統領選の結果には、誰もが懐疑的である。

このまま懐疑的のまま大統領を追い込めるのは、大統領退任後かもしれないが、その前にドナルド・トランプ大統領が実績を残すと、焦点はボケ、追及は馬鹿に見える。

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