2017-04-08

おしっこから判定する栄養の過不足分析キット開発!

健康美容と医学の科学

毎日新聞 医療プレミア編集部の藤野基文は、おしっこの成分から摂取している栄養の過不足を分析するキット「VitaNote」を、栄養検査事業を手がける東京都渋谷区の「ユカシカド」と滋賀県立大学が開発したと報告した。

「VitaNote」は、インターネットで購入し、専用キットで尿を郵送すると、ビタミンやミネラルなどの過不足を評価。スマートフォンなどから結果を確認できる。
サービスは、2017年05月中旬から開始する。
必要な栄養素の量は人それぞれ違う。

「VitaNote」には、3種類のキットがある。

ホワイトの「VitaNote」は、
参考価格 : 7,500円(税抜)
<特徴>
生活習慣に不安を抱える方、原因不明の症状などでお困りの方、不妊治療などに取り組まれている方などに栄養バランスが整っているかの確認を目的とした15項目の検査

ブルーの「VitaNote athlete(ビタノートアスリート)」は、
参考価格 : 6,800円(税抜)
<特徴>栄養の消費が激しいアスリートの方を対象に、効率的なパフォーマンスの向上や、怪我の予防をサポートを目的とした、筋肉の形成などに必要なたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの10項目の検査

ピンクの「VitaNote mama (ビタノートママ)」は、
参考価格 : 6,300円(税抜)
<特徴>
妊娠期・授乳期の方を対象に、胎児の神経管閉塞障害のリスク低減のために重要な葉酸をはじめ、母親本人と赤ちゃんの最も初期段階の栄養状態を形づくるものとして必要な項目を中心に7項目の検査

生活習慣病を気にする人や妊娠・授乳中の女性、スポーツ選手など、栄養状態を気にかける人は多い。

ビタミンやミネラルなどは、同じ量を摂取していても体格や生活習慣などさまざまな要因で、どれだけ体内に貯蔵されるかは変わってくる。

ところが、健康診断などで行われる一般的な血液検査では、栄養が全体的に足りているかどうかを知ることしかできない。

一方、尿として排出される各栄養素や代謝物の量を調べることで、栄養素ごとの過不足が分かる。

ただ、尿の栄養成分はすぐに変化してしまうため、検査機器のある場所まで運ぶことが難しかった。今回、同社などは、共同研究により劣悪な環境でも成分が変化しない特許出願中の採尿キットを開発することで解決した。

専用キットで、8mLの尿に2mLの試薬を混ぜて同社の検査センターに送ると、最大で、7種類のビタミン
6種類のミネラル
たんぱく質
糖尿病や動脈硬化などさまざまな病気の原因になるといわれる酸化ストレスの状態が評価される。

通常1〜3週間で分析が完了し、目標値と比較した栄養素ごとのバランススコアなどを同社のウェブサイト内に設定される個人ページで確認できる。

同社は「検査結果を踏まえて自分に足りていない栄養素を把握し、食生活の改善に役立ててほしい」と話す。

専用キットの予約販売は4月7日から始まっている。