2017-02-24

ドゥテルテ大統領批判の急先鋒フィリピン上院議員を麻薬密売主導で逮捕。

麻薬とメディア

AFPは、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領の麻薬撲滅戦争批判の急先鋒に立っていた57歳のレイラ・デリマ(Leila de Lima)上院議員が2017年02月24日朝、フィリピンの上院で逮捕されたと報告した。

首都マニラ(Manila)の裁判所は2017年02月23日にレイラ・デリマ議員の逮捕状を出し、レイラ・デリマ議員は上院の建物に逃げ込んでいた。

フィリピン政府は先週、麻薬密売を主導していたとしてレイラ・デリマ議員を訴追した。
レイラ・デリマ議員の支持者や人権活動家らは、レイラ・デリマ議員によるドゥテルテ大統領批判を封じ、またドゥテルテ大統領を批判しようとする他の人たちを委縮させるためだとして激しく非難していた。

2017年02月24日朝、現場にいたAFP記者が見ている中、レイラ・デリマ議員は警察官に取り囲まれた。
警察に身柄を拘束される直前にレイラ・デリマ議員は報道陣に対し、自身は無実であり、ドゥテルテ大統領の「抑圧」に対して声を上げ続けると述べた。レイラ・デリマ議員は有罪になれば終身刑を受ける可能性がある。

または、銃殺されるかもしれない。

弁護士でもあるレイラ・デリマ議員は約10年にわたり、ドゥテルテ大統領と、麻薬撲滅戦争で多くの人たちを殺害したとされる殺人部隊との関係を突き止めようとしてきた。

逮捕状が出されたことを受けてレイラ・デリマ議員は上院で記者会見し、「私は逃げも隠れもしない。すべての容疑に向き合う」と涙ながらに語っていた。

2017年02月24日朝に出頭することで当局と合意が成立したと考えた2017年02月24日はマニラ市内の自宅に戻った。
しかし、レイラ・デリマ逮捕のため警察が自宅に向かっていることが国営テレビで放送されると、レイラ・デリマはすぐに自宅を離れ安全と考えられた上院議会の建物に逃げ込んでいた。

レイラ・デリマはベニグノ・アキノ(Benigno Aquino)前政権で法相を務めていた際に麻薬密売を主導したとして訴追されていた。

麻薬密売を主導した法相が事実とすると、世界初だろう。
裁判が、どう結論を出すか、楽しみである。