on-the-time.jp

2017-02-21

鳥取で国内初、古代山陰道で、柳の街路樹跡見つかる。

観光

毎日新聞は、鳥取県埋蔵文化財センターは2017年02月21日に、鳥取市青谷町の青谷横木遺跡にある古代官道「山陰道」跡から、平安時代のものとみられる柳の街路樹跡が見つかったと発表したと報告した。

平安時代以前の都の大路や地方の主要道に街路樹が植えられていたことは文献には記されているが、実際に樹木が発掘されたのは全国で初めてと伝えている。

[AD] You can advertise on this site.

古代山陰道に並行した10世紀後半の盛り土約100mの区間で、18本の木の根や大量の木製のくいが2015年8〜9月に見つかり、このうち8本の種類を調べたところ全てが柳と判明した。

さらに2本を年代測定したところ、9世紀後半〜10世紀後半のものと分かった。
木々は50cm〜2m間隔で並んでおり、鳥取県埋蔵文化財センターは人為的に植えられたと判断した。

鳥取県埋蔵文化財センターによると、古代に街路樹が植えられていたことは、奈良時代の歌人大伴家持が越中国の国司在任中に奈良の都大路を思って詠んだ歌「春日尓 張流柳乎 取持而 見者京之 大路所念(春の日に はれる柳を 取り持ちて 見れば都の 大路し思ほゆ)」(万葉集)などで明らかとされていた。

鳥取県埋蔵文化財センターは「地方の街道にも街路樹が植えられていたことを考古学的に裏付ける重要な成果」と説明した。

奈良教育大学環境考古学の金原正明教授は「街路樹を植えるという中国の文化が都を経由して伝わったのではないか。実際の跡が見つかり、当時の状況や景観がより詳細に調べられる」と話している。

青谷横木遺跡は青谷平野を流れる日置川の下流域にある。

2013年度から調査しており、「飛鳥美人」で知られる国宝・高松塚古墳壁画(奈良県明日香村)と同時期(7世紀末〜8世紀初頭)とみられる、複数の女性(女子群像)を墨で描いた木板も見つかっている。

律令国家で敷設された山陰道の遺構約300mのほか、土地を区画した条里遺構や木製の祭祀(さいし)具2000点以上も発掘されており、古代に官衙(かんが)(役所)があったと考えられている。

現地説明会は開かれないが、2017年02月25日から鳥取市上町の市歴史博物館で始まる発掘調査展で現地の様子を写したパネルや古代山陰道のイメージ図を展示することになっている。

鳥取市青谷町の青谷横木遺跡の緯度、経度
〒689-0512 鳥取県鳥取市青谷町養郷
35°30'11.7"N 134°00'41.4"E

[AD] You can advertise on this site.

[AD] You can advertise on this site.