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2017年01月30日

人類最古の祖先は、肛門のない5億4000万年前の袋状生物か?

自然超過去

AFPは2017年01月31日に、イギリスの科学誌ネイチャー(Nature)からの情報として、人類から進化系統をさかのぼることができる最古の生物は、約5億4000万年前に生息していた卵形の生き物である可能性が高いとの研究結果が2017年01月30日に、発表されたと報告した。

この生物は、摂食と排せつを同じ大きな開口部から行っていたという。

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科学誌ネイチャーに発表された研究論文によると、「サッコリタス(Saccorhytus)」と命名された非常に小さな生物の驚くほど保存状態の良い化石が、中国内陸部陝西(Shaanxi)省で発見されたと伝えている。

Meiofaunal deuterostomes from the basal Cambrian of Shaanxi (China)

Jian Han,
Simon Conway Morris,
Qiang Ou,
Degan Shu &
Hai Huang
AffiliationsContributionsCorresponding authors
Nature (2017) doi:10.1038/nature21072
Received 15 August 2016
Accepted 22 December 2016
Published online 30 January 2017

進化の重要な枝分かれのうち、人類に至るものを含むいくつかの分岐は、見過ごされそうなほど小さく目立たないこの海生生物から端を発したのではないかと研究チームは推測している。

論文の共同執筆者であるイギリスのケンブリッジ大学(University of Cambridge)のサイモン・コンウェー・モリス(Simon Conway Morris)教授は、「この生物が、人類を含む非常に多様な範囲の生物種の根源的な始まりを示している可能性がある。」と述べた。

「新口動物」と呼ばれる広義の生物分類の一つに属する「サッコリタス」は、これまでに発掘された化石標本の中では最古のものである。

研究チームは、背骨を持つ脊椎動物(Vertebrate)、ヒトデやウニのような棘皮動物(echinoderm)やその他の動物分類群を含む新口動物(Ninokuchi animal)はすべて、この共通祖先から派生したと考えられるとの結論を下している。

肉眼では、「サッコリタス」の化石は黒い砂粒のようにしか見えないが、モリス教授によれば、「顕微鏡で見ると、あまりに緻密な様子に驚嘆してしまう」ほどだという。

この袋のような生物の最も顕著な特徴は、体の残りの部分に比べて大きな口である。口の周囲には、隆起した突起物が同心円状に並んでいる。この口から、食べかすや微生物を吸い込んで摂食していた可能性が高いという。

一方で、興味深いことに肛門に相当するものを何も発見できなかったことから、研究チームは「サッコリタス」は口と同じ穴から排せつしていたと結論付けている。

目はなく、体をくねらせて動き回っていた?

また、体の表面には、円錐状の構造体が8個あった。
ここから飲み込んだ水を排出していた可能性があり、「えらあな鰓孔(Hole of gills)の前駆体」と考えられるとモリス教授はAFPに説明した。

また、「目の痕跡は確認されていない」という。

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