2016-11-29

国際テストで、日本の小中学生の理数学力は、過去最高!

調査

朝日新聞デジタル、日本経済新聞 電子版は2016年11月29日に、IEA(International Association for the Evaluation of Educational Achievement/国際教育到達度評価学会)が進めている4年に1回実施されているTIMSS(Trends in International Mathematics and Science Study/理科教育動向調査)と呼ばれる算数・数学及び理科の到達度に関する国際的な調査用の学力テストで、小学4年生と中学2年生が算数・数学と理科の問題を筆記型で受ける。

このテストはオランダで1958年に開始され、67カ国が参加している。
テストの内容は、主に学校で学んだ内容について、「知識」「技能」「問題解決能力」の習得状況を評価する。

IEAは2016年11月29日に、57の国と地域が参加した小学4年と中学2年が対象の国際学力テスト「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」の2015年の結果を発表したと報告した。

日本は全4教科の平均点でいずれも1995年の調査開始以来、小学4年と中学2年の平均点がいずれも過去最高になった。中2理科の国際順位は前回から2つ上げて2位となるなど、全教科で5位以内に入った。

テストを受けた小4は小1から「脱ゆとり教育」で授業時間が増えた現行学習指導要領の対象となり、中2も先行実施された現行指導要領で小3から学んでいる。文部科学省は「理科の実験などを重視した現行指導要領下での学びや、2007年度に始めた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)による指導改善が奏功した」と分析する。

調査は過去の結果と比較できるよう1995年の国際平均点を500点とし、得点を統計処理した。

日本の平均点は中2の数学で前回より16点上がり、理科も13点伸びた。小4は算数が8点、理科が10点上昇。国際順位は中2理科が2つ上がって2位となり、過去最高を更新した。小4理科は1つ上がって3位、小4算数と中2数学はいずれも前回と同じ5位だった。

一方、過去の調査で低迷していた「算数・数学や理科が楽しい」と考える子供は、各世代で増加傾向だった。算数・数学が楽しいと答えた小4は2003年の65%から今回は75%に、中2は39%から52%にそれぞれ改善。それでも中2は国際平均(71%)と比べて引き続き大きな差がみられるなど、学びへの関心や意欲をどう育てるかに課題が残ったと報告している。

TIMSSは4年ごとに行われ、今回は50カ国・地域の小学校と40カ国・地域の中学校が参加した。日本では2015年03月に小中学生計約9,100人がテストを受けた。シンガポールが全4教科でトップとなり、韓国や台湾、香港などアジアの国・地域がこれまでと同様に上位を占めた。

また、3年に1回行われる経済協力と開発のための組織OECD(Organization for Economic Co-operation and Development/経済協力開発機構)のPISA(Programme for International Student Assessment/学習到達度調査)は高校1年生が対象で、知識や技能を実生活の場面でどう活用できるかを評価している。

2013-12-10---「ピサ・テスト」はどれくらい正確か。
2013-12-03---グローバルな「ピサ・テスト」で、イギリスと米国は遅れている。

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