2016-06-24

セネガルの「殺人カバ」に、川漁師の恐怖!

自然

AFPは、両脚に重傷を負い、病院のベッドに横たわるセネガルの25歳の漁師アリ・フォール(Ali Fall)は、地元の川で網を引いていたときにカバに殺されかけた瞬間を振り返り、「友人の漁師と一緒に仕掛けておいた網を引き揚げに行ったとき、カバに船をひっくり返された。友人は逃げたが、私は左脚、それから右脚をかまれた。」とショックを受けた様子で語った。

カバヤのお菓子やサーカスで、カバの口の中に頭を入れる芸当を見ていると、可愛いようだが、実は同じ水中生活をしている話にも、死んでからしか襲わない。
カバに噛まれれば、ワニはバラバラにされるほど、口の力は強く、その皮は、ライフルで撃っても弾丸が中まで入らない。

セネガルの首都ダカール(Dakar)の東方500kmに位置するグルンボ(Gouloumbou)にあるガンビア(Gambia)川の支流流域で漁師アリ・フォールの村では、しばしば漁師たちが血を流してきた。村の役人によると、この10年間で漁師25人がカバにかみ殺され、大勢が負傷したという。

グルンボ村の村長は、かつて村人とカバは比較的穏やかに共存していたと語り、「昔は川でカバたちと一緒に遊んだものだ。彼らは人に危害を加えなかった。」という。そんな状況が一変したと語るのは漁師のアブドゥラエ・サール(Abdoulaye Sarr)であった。「奴らは昼夜を問わずに襲ってくる邪悪なモンスターだ。奴らのせいで漁にならない」と語る。

アブドゥラエ・サールと友人のムサ・ボカル・ゲイェ(Moussa Bocar Guèye)は長い間にわたって漁をなりわいとしてきたチュバロ(Thiouballo)族だが、この日も伝統的な木のボートで川に出ることはかなわなかった。「もう3週間も漁に出ていない。おかげで市場にはもう魚がない」と述べた。

カバは沼辺や川辺に生息する草食動物で、大きい個体の体重は1500kgにもなる。
日光から肌を守るために長時間を水中で過ごす。野生生物の専門家によると、カバは恐ろしいほど力がある上に怒りやすく、アフリカでは毎年、他のどの動物よりも多くの人を殺していると言っている。

ガボンには、カバがサーフィンをする海があり、娘夫婦に言ったら、一緒にサーフィンしたいというので、危険すぎると止めるように説得したことがある。

また、カバは糞を巻き散らして、テリトリーを宣言する。私は知らないが、その糞がめっぽう臭いらしい。

セネガルでカバは保護種に指定されているので、カバ殺しはご法度である。
同国の現在のカバの生息数は不明だが、追跡調査が進められている。

カバを恐れているのは漁師だけではない。水道が十分普及していないために、身体や服を洗う際、川の水を使わなければならない村人たちもカバにおびえている。

こうしたカバの襲撃については、さまざまな解釈がある。漁業当局によると、メスの出産期に当たるこの季節、カバは特に攻撃的になるという。

一方、漁師のアブドゥラエ・サールによると、迷信が廃れてきたことが原因だという。「(昔は)まじないをして川から身を守っていたのに、今では川をきちんと扱わず、服や皿を洗ったりしている。」アブドゥラエ・サールはまた、マリの漁師が悪い、2007年の価格紛争の後、彼らが村に呪いをかけたのだとも語った。

原因が何であれ、漁師アリ・フォールは二度と漁に出るつもりはない。「(傷が)良くなったら、転職するつもりだ」と語った。

2015-06-11---決闘カバ対ワニの戦い!
2015-01-12---カバのサーフィンで有名なガボンは、「大きいことは美しい」
2014-12-29---カバは、死ぬほど痛かったと涙を流して訴えた!
2012-02-07---アフリカのエデン、ガボンでは、カバがサーフィンをしている!