2016-05-23

香港一の高層ビルで展示されたインスタレーション作品、「敬意を欠く」として展示中止!

アート

AFPは、中国政府の下での香港の自由に関する懸念の高まりをテーマに、香港一の高層ビルで展示されたインスタレーション作品「倒數機(2016)」が、「敬意を欠いている」として当局により展示を中止されたと報告した。

この作品は、1997年にイギリスから中国への香港返還時に、香港に対し、返還後50年間の「高度な自治」を保証した合意が期限を迎える2047年に向けてカウントダウンする巨大なデジタル時計をモチーフとした作品 「倒數2047」であった。ハーバーフロントにそびえ立つ高さ484mの超高層ビル「ICC(International Commerce Centre/環球貿易広場/環球貿易廣場)」の側面に2016年05月17日から表示され、毎夜約1分間、点灯していた。

だが表示期間は、中国全国人民代表大会(全人代)の張徳江(Zhang Dejiang)常務委員長の3日間の香港訪問と重なってしまった上、張氏はICCタワーの斜め向かい、ビクトリアハーバー(Victoria Harbour)の対岸に位置するホテルに宿泊した。

香港芸術発展局(Hong Kong Arts Development Council/藝術發展局)は2016年05月22日、「遺憾ながら、この作品が展示から除外される旨を通達する」と声明を発表した。敬意に欠く作品であり「われわれの専門的職業と、公共空間における将来の活動の可能性を危険にさらすものだ」と述べた。

アーティストのサンプソン・ウォン(黃宇軒/Sampson Wong)は、Facebookの自らのページ上で、当初は2016年06月22日まで予定されていた作品の展示が、当局によって中止させられたことを認め「誰が美術界を傷つけ、そのプロフェッショナリズムを危険にさらしているのかを歴史が結論を示すだろう…(誰在危害業界,損害專業,大家定有公論。歷史也定有公論。指鹿為馬,香港還未接受到。)」と述べた。

こんなことをすれば、中国には余裕がないと世界中に宣伝するだけである。

ICC(International Commerce Centre/環球貿易広場/環球貿易廣場)の緯度、経度
22° 18′ 12.21″ N, 114° 9′ 36.61″ E
または、
22.303392, 114.160169