2015-11-26

韓国も家騒動が多い。今度はロッテの長男対次男。

経済

韓国企業は、同族経営が多いことが原因か、韓国の電子工業大手サムソン(Samsun/삼성상회/三星)のお家騒動は有名になったが、今回日本経済新聞 電子版は、ロッテグループの中核企業であるロッテホールディングス(HD)の副会長を解任された創業者長男61歳の重光宏之が、佃孝之社長とロッテグループ4社を相手に損害賠償請求を起こして提訴したと報告した。

日韓のロッテグループを掌握しているのは、創業者次男で60歳の重光昭夫と見られているが、創業者で93歳の重光武雄もロッテHDの代表権をはく奪されたことに反発して、次男を糾弾している。

「創業者の長男」対「次男のロッテ経営陣」という対立の構図は、混迷の度を深めている。
その当事者である長男の重光宏之が、都内ホテルで日本経済新聞のインタビューに答えた。

重光宏之が、2015年07月03日の時点で、統括会長の重光武雄から、佃社長に『辞めなさい』という指示があり、その時、佃社長は辞任を了承して、『お世話になりました』と言っていたが、なかなか辞めようとしない。それで、提訴せざるをえなくなった。と言った。
また、そのあとに弟が『自分が(日韓ロッテを)全部見るんだ』と言い出した。父の重光武雄は、『そんな(指示を出した)覚えはない』と怒り出した。そして、弟にも『辞めなさい』と言った。

重光昭夫は、しかし、『辞めます』とは言わなかった。

2015年07月27日に日本のロッテHDの取締役を解任するために日本の本社に乗り込むことになった。
その時、重光武雄は佃社長と20分ほど話している。そのとき何度も『まだ辞めてないのか』と言ったが、佃社長は『統括会長が言われたことは重く受け止めています』というばかりでした。それで、重光武雄が話し足りないということで、つえを突いて社長室に行ったところ、部屋から出てこなかった。

昭夫副会長と佃社長の辞任という人事の社内手続きをとってから、食堂に社員を集めて発表した。

ところが、佃社長は、また重光宏之のことを新規事業の失敗したと、虚偽に近いことを統括会長に話して、2015年07月28日には取締役会が開かれて、重光武雄の代表権が外されて、名誉会長に退くという、まったく逆の人事が決まった。

そして、2015年08月17日に臨時株主総会が開催された。
それれは、あまり反対もせず、15分で終わってしまった。

筆頭株主の光潤社が28%、そして長男の重光宏之が個人として1.6%の株を持っている。これで約3割で、そこに、2位の株主である従業員持ち株会の27%を合わせると過半数になる。
光潤社は、重光宏之が光潤社株の50%を持っていたが、武雄から追加で1株を取得して、過半数をおさえたといわれている。

代表者も武雄から重光宏之に代わり、逆に重光昭夫は光潤社の取締役から解任された。

そして、次には2015年10月16日に創業者(統括会長)の代表権を外し、追い出した。

しかし、光潤社は代表者の印鑑が消えた。
2015年07月下旬に日本に来た時、代表者と会社の実印が入っているキャビネットの鍵が持ち去られていた。
そこで、鍵の返還請求をしたが、戻ってこなかったので、印鑑を作り直した。しかし、銀行に届けている印鑑はいまだに戻ってきていないので、支払いなどの業務に支障をきたしている。

それでも、最大株主の光潤社を宏之さんがおさえたことになり、あとは従業員持ち株会が賛同すれば、株主総会で主導権を取れる。

ところが、残念なことに、従業員には今の状況が正確に伝わっていない。重光宏之のメールも止められている。個人メールも監視されているようで、また、重光宏之に協力する社員は異動させられると聞いている。だから、社員は重光宏之にコンタクトしにくいので、Webサイトを通して、ロッテで何が起きているのか知らせている。

しかし、社内報などに掲載されていないし、業界や関連会社のニュースは載せているが、この件は一切載せていない。

最近、重光武雄が週刊誌に長文の手記を寄稿していた。その写真には、ワープロで打った文章が写っていたが、あの文章は、会長からの指示があって、基本的な話を聞いて、周りの日本人が作成した。最終的に、チェックして印刷したのは重光宏之であった。

普通ではない。
これでは、韓国のテレビ・ドラマである。
殺人は起こっていないが、光潤社は代表者の印鑑まで盗まれている。

なぜ、刑事事件にならないのだろう。

食品業界や菓子業界は、家業としてやっていることが多く、ロッテの場合も、すべての商品は統括会長が試食してデザインを見て、広告もチェックしてした。そうやって成長してきた。必ずしも、経営と所有を分離することがいいわけではなかった。

「もともと菓子は日本のロッテが展開するということが暗黙の了解であった。例外として、韓国ロッテが海外企業を買収するケースはあったが、原則は日本が中心で海外展開をすることになっている。

しかし、業界では、韓国ロッテが海外展開の中心と見られている。

そもそも日本側が韓国ロッテに作り方を教えてあげているのが実状で、韓国側には新しいモノを作り出す能力がない。」と、重光宏之が言った。

韓国ロッテはホテルやショッピング、不動産開発で中国や東南アジアに展開している。
そこは、日本のロッテが持っていないと言っている。

そう言えば、マッカーサーの前で日本が敗北宣言したときの外務大臣で、調印式に出席した人も重光と言う名字であった。

2013-02-01---サムソンの会長李健煕は、相続問題で勝訴。
2012-02-14---韓国サムソンのお家騒動!

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