2014-07-25

ウクライナの親露派、博物館の戦車などを略奪。

戦争と平和

AFPは2014年07月27日に、ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)市にある博物館に展示されていた第2次世界大戦(World War II)時代の戦車1台と榴弾(りゅうだん)砲2門が、25日までに親ロシア派武装集団によって略奪されたと報告した。

博物館前の詰め所にいた警備員は、輸送許可書を携帯した武装集団が戦車などを大型トラックに載せて運び去ったと、当惑を隠せない様子で語った。
警備員は匿名を条件に「(武装集団は)損傷の程度が最も小さい戦車を奪った。戦闘に使うのではないかと思う」とコメントした。

通常は大勢の入場者でにぎわっている博物館だが、AFPの記者が訪れた2014年07月25日は閑散としていた。
息子を連れて来ていた父親はあっけに取られながら「信じられない。博物館の展示物まで盗んでいるなんて」と語り、展示されている戦車の砲塔にぶら下がっている息子の写真を撮影していた。

3カ月前からウクライナ軍との戦闘を続けている親露派武装集団が旧式の武器を調達しようと試みたのは今回が最初ではないとみられる。
今月初め動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」には、ドネツク州コスタンチノフカ(Kostyantynivka)で数十年間モニュメントとして台座に置かれていた第2次大戦時代のスターリン(Stalin)重戦車が砲弾を発射しているとされる動画が投稿された。

武装集団のこうした戦術が一部で嘲笑の的になっている一方、戦闘が収まる気配は依然として見られず、武装集団の拠点であるドネツクとルガンスク(Lugansk)では激しい衝突が続いていると報告した。