2014-07-25

スロバキアの富豪大統領、大統領としての「初任給」全額を寄付。

AFPは2014年07月27日、51歳のスロバキアのアンドレイ・キスカ(Andrej Kiska)大統領は、大統領としての「初任給」の全額を重病人を含む低所得層の10世帯に寄付したと報告した。
ペテルペントルス(Peter Petrus)大統領報道官が2014年07月25日、地元メディアに明らかにした。

ペトルス報道官によると、10世帯中8世帯に対して1世帯当たり537.60ユーロ(約7万3500円)を銀行口座に振り込み、口座を開設していない残り2世帯には為替で同じ金額を送金した。

今年6月に大統領に就任したキスカは分割払いサービスを提供する消費者向け金融会社を起こして財産を築いた富豪として知られている。
末期患者の子どもとその家族を支援する国内最大規模の慈善団体「Dobry Anjel(良き天使)」の共同設立者でもある。

政治活動の経験がなかったキスカだが、今年3月の大統領選で、ベテラン政治家のロベルト・フィツォ(Robert Fico)首相を破って当選した。
選挙活動中には、大統領に当選すれば月給5376ユーロ(約73万5000円)の全額を5年の任期中一貫して低所得層に寄付することを公約に掲げていた。

寄付金の受取人は複数の慈善団体の協力で選ばれたが、その身元は公表されない。
ペトルス報道官が詳細に触れることを避けつつ明らかにしたところによると、一部の受取人は重い病気を患っていると言っている。

ただし、このような慈善寄付は、単純ではない。大きな問題の引き金にならなければ良いが----