2013-12-03

機密暴露のガーディアン編集長「われわれは愛国者。」

AFPは2013年12月04日に、NSA(National Security Agency/米国家安全保障局)に勤務していたエドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者から入手した機密情報を公表したイギリスの新聞「ガーディアン(Guardian)」の59歳に萎えるアラン・ラスブリッジャー(Alan Rusbridger)編集長が2013年12月03日に、イギリス議会で証言し、議員からの激しい質問攻めに対し、「ガーディアン」スタッフは「愛国者だ」と反論したと報告した。

イギリス下院内務特別委員会(Home Affairs Select Committee)の公聴会に出席したラスブリッジャー編集長は、「ガーディアン」はスノーデン容疑者から入手した資料のうち1%分しか公表していないと述べ、それ以外の情報は安全な場所に保管されていると語った。

先月、議会で証言したイギリス情報機関長官は、スノーデン容疑者の提供した情報をガーディアンや米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が報道したことについて「イギリスの敵」を支援する行為だと批判していた。

テレビ放映された公聴会で、内務特別委員会のキース・バズ(Keith Vaz)委員長に「この国を愛していますか」と問われたラスブリッシャー編集長は、質問に対して「驚いた」と返答した。
「われわれは愛国者だ。そして、われわれが愛国心を持つ理由の一つは、民主主義であり、そしてわが国の報道の自由だ。」と言い返した。

スノーデン容疑者からの情報に基づく過去6か月の報道は、米国やイギリスの盗聴担当情報機関である政府通信本部(GCHQ)で、その他の国々による時に同盟国も対象とした大がかりな監視活動を白日の下にさらした。

だが、ラスブリッジャー編集長は、「ガーディアン」が今後、スノーデン容疑者から提供された情報を新たに報道することはそれほどないと表明した。イラクやアフガニスタンなどの機密情報については、監視問題の核心とは関連がないことから、今後も公開するつもりはないと付け加えた。

一部の議員は、イギリスの機密情報にあたるGCHQ職員の個人情報を、ラスブリッジャー編集長がニューヨーク・タイムズ紙の記者など、国外に伝えたことは犯罪にあたるのではないかと編集長に詰め寄った。

その公聴会には、ロンドン警視庁(Scotland Yard)の幹部も出席し、ヒースロー空港(Heathrow Airport)で8月に、元ガーディアン記者のグレン・グリーンウォルド(Glenn Greenwald)のパートナーの身柄を拘束した際に押収した資料を「違法行為の疑い」に基づいて捜査していると証言した。

公聴会の前に、ラスブリッジャーはTwitterで、ウォーターゲート(Watergate)事件を報じたカール・バーンスタイン(Carl Bernstein)から、支援の気持ちを伝える「とても良い手紙」を受け取ったと述べていた。

政府が、産業スパイということにまで企業のために協力するなど、背任行為であり、それこそ愛国心が疑われるとも言える。

愛国心を政治家の身勝手な理解と考えるべきではなく、民主主義に違反する行為こそ罰するべきである。

多くのスパイ行為は、これに属する。

何を基準にして、「愛国心」とするか!

2013-11-07---Webクリエイターのティム・バーナーズ=リーサーはスパイ機関を非難。
2013-10-09---イギリスの新聞「Guardian」は、さらに多くのスノーデンの意外な新事実を公表。

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