2013-11-26

俳優のライアン・オニールが持ち出したウォーホル作品の所有権裁判。

AFPは2013年11月26日に、米国の俳優のライアン・オニール(Ryan O'Neal)が、元恋人で女優の故ファラ・フォーセット(Farrah Fawcett)が死去した直後、ファラ・フォーセットの自宅からアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の作品を持ち去ったとされる訴訟の口頭弁論が2013年11月25日に、米ロサンゼルス(Los Angeles)の裁判所で開かれたと報告した。

この作品は、ファラ・フォーセットをモデルにした肖像画で、推定価格は最高US$1200万(約12億円)の価値があると言われている。

原告の米テキサス大学(University of Texas)側は、ライアン・オニールが自分に所有権がないことを知りながら作品を持ち出したと訴えているが、ライアン・オニールの代理人は、ライアン・オニールが同作品の正当な所有者だと主張している。

ファラ・フォーセットの母校のテキサス大学は2011年08月に、リアリティー番組の放送でライアン・オニールの自宅にこの作品があることを知り、ライアン・オニールを訴えていた。

テキサス大学側は、ファラ・フォーセットがすべての美術品をテキサス大学に遺贈したと述べており、美術館にある同作品とほぼ同一のウォーホルの作品の横に、この作品も展示されるべきだと主張している。

ファラ・フォーセットはテレビドラマ「地上最強の美女たち!/チャーリーズ・エンジェル(Charlie's Angels)」の主演の1人で、2009年6月25日、ロサンゼルス市内のマンションで癌のため死去した。
テキサス大学の代理人のデビッド・ベック(David Beck)は口頭弁論で、ライアン・オニールがファラ・フォーセットの死の直後、ファラ・フォーセットの自宅マンションから同作品を持ち出したと訴えた。

デビッド・ベックによると、オニールさんはファラ・フォーセットに「君の思い出の品が欲しい……あのウォーホルの作品をぼくにくれるのはどうかい」と質問したことがあるという。このことから、作品の所有権がファラ・フォーセットにあることをライアン・オニールが知っていたとベック氏は主張している。

一方、ライアン・オニールの代理人マーティン・シンガー(Martin Singer)は、アンディ・ウォーホルが2点ある作品のうち1枚をファラ・フォーセットに、もう1枚をライアン・オニールに寄贈したと主張している。

マーティン・シンガーによると、ライアン・オニールはこの作品を1980年から1998年まで所有していたが、ファラ・フォーセットと恋人関係を一時的に解消した際、自宅にファラ・フォーセットの作品を飾っているところを他の女性に見られたくないと思い、この作品をファラ・フォーセットに渡したと言っている。

2001年にはライアン・オニールとファラ・フォーセットは関係を修復され、その後、この作品は2人の自宅を行ったり来たりしていたが、ファラ・フォーセットの病状が悪化する中、ファラ・フォーセットの自宅に飾られるようになったと言っている。

口頭弁論は、2013年11月26日も開かれる。

2011-07-15---ライアン・オニールは、故ファラ・フォーセットのアシスタントを起訴!
2009-06-25---ファラ・フォーセットが死去した。
1947-02-02---ファラ・フォーセットが生まれた。