2013-10-14

発見された4600万年前の蚊の化石は、腹部が血液で膨らんでいた。

美容と医学の科学

AFPは2013年10月15日に、米国のモンタナ(Montana)州の河床で、腹部が乾燥した血液でいっぱいの約4600万年前の蚊の化石が発見されたとPNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences/米科学アカデミー紀要)の研究報告が2013年10月14日に掲載されたと報告した。

Hemoglobin-derived porphyrins preserved in a Middle Eocene blood-engorged mosquito
Dale E. Greenwalta,1,
Yulia S. Gorevab,
Sandra M. Siljeströmb,c,d,
Tim Roseb,
E. Harbache

Departments of aPaleobiology and
bMineral Sciences, National Museum of Natural History, Washington, DC 20013;
cGeophysical Laboratory, Carnegie Institution of Washington, Washington, DC 20015;
dDepartment of Chemistry, Materials, and Surfaces, SP Technical Research Institute of Sweden, 501 11 Borås, Sweden; and
eDepartment of Life Sciences, Natural History Museum, London SW7 5BD, United Kingdom
Edited by Michael S. Engel, University of Kansas, Lawrence, KS, and accepted by the Editorial Board September 18, 2013 (received for review June 7, 2013)

Published online before print October 14, 2013,
doi: 10.1073/pnas.1310885110
PNAS October 14, 2013

元生化学者で、引退後は米スミソニアン協会国立自然史博物館(Smithsonian Institution National Museum of Natural History)でボランティアをしているデール・グリーンウォルト(Dale Greenwalt)率いる研究チームが最新の器具を使って蚊の腹部を調べたところ、膨らんだ腹部から紛れもない鉄分の痕跡が検出された。

デール・グリーンウォルトは、「非常にめずらしい化石だ。この種の化石は世界中で他にない」と話している。

しかし、これほど年月が経過した化石から遺伝子を抽出することは不可能なため、この血液が何の動物のものかは謎である。デール・グリーンウォルトは、この古代蚊が、鳥の血液を吸う蚊科に属する現代種に似ていることから、腹部に入っているのが鳥の血液である可能性を指摘する。デール・グリーンウォルトは、「しかし、純粋な憶測にすぎないがね」と言っている。

これまでに発見された最も古い蚊の化石としては、ミャンマーで琥珀に入った9500万年前の蚊が発見されている。