2012-10-18

中国建機最大手の三一集団 オバマ米大統領提訴。

新華社は、中国の建機メーカー最大手、三一集団(三一集团有限公司/SANY Group)は2012年10月18日午前、米国での風力発電企業4社の買収が阻止された件でオバマ政権を提訴したことに関する記者会見を開くということで、新華網はその詳細について、中国のラジオ放送局中国国際広播電台(CRI)の海外担当記者が、楊瓊(杨琼)に電話で聞いたと報告した。

三一集団がオバマ大統領を訴えることになった経緯はなんですか?

本日午前に新しい進展があった。
三一集団は、米国での風力発電企業4社の買収がオバマ政権に阻止されたことについて記者会見する。
2012年09月28日、オバマ大統領は、国の安全保障にかかわるとして、米国オレゴン州の軍事基地の近くで風力発電所4カ所を立ち上げる予定だった三一集団の系列会社ラルス(Ralls Corporation/罗尔斯公司)コーポレーションに、2週間以内に全財産と設備を引き揚げ、90日以内にこの風力発電事業から全投資を引き揚げるよう命じたことがきっかけだった。

このプロジェクトは以前にもCFIUS(Committee on Foreign Investment in the United States/米国外国投資委員会/外国投资审查委员会)から禁止令を発せられ、ラルス社は2012年09月12日、CFIUSを起訴した。
また2012年10月01日にワシントンDC連邦巡回区控訴裁判所に訴状を提出し、オバマ大統領を被告人に追加して、迅速な審理を促すよう求めた。

三一重工がオバマ政権を起訴するという報道もある。
この訴訟の原告は三一重工か、それとも親会社の三一集団なのか?

三一重工がオバマ政権を起訴するとの報道が多く出ているが、実はこの控訴の原告は三一集団とその系列会社ラルス社で、三一重工ではない。
三一集団は、中国最大手で、世界6位の建機メーカーであり、三一重工は三一集団傘下の、建機を本業とする中国A株上場会社である。
三一重工は風力発電関連の事業に参加しておらず、同投資にも全く関与していないと、三一重工は公式ホームページでコメントしている。
三一集団傘下のすべての風力発電資産は未上場資産である。
ラルス社は三一集団の系列会社で、米国で風力発電事業の投資と建設に携わり、三一重工と隷属関係はなく、三一重工の子会社ではない。

記者会見ではどの方面で新たな発表があるか?

会見には、三一集団のトップ、および米国の弁護士、専門家、学者、政府関係者が出席する。事実を説明するとともに、グローバル化の過程において中国企業の権利を守るための経験と教訓をいかに共有すべきかを訴える。
と報告している。