2012-05-16

中国風力発電業界、不景気の嵐に飲まれた!

新華社は中国証券網(中国证券网/中証網)からの情報として、風力発電業界のリーダーであった華鋭風電(华锐风电)が突然、採用が内定していた800人の大学生に内定取消を通知したことで、風力発電大手が不況の最中であることが浮き彫りになり、注目を集めたと報告した。

中国証券網の調査では、2011年以来、市場縮小や政策環境の変化によって風力発電産業は低迷し、国内外の風力発電機メーカー、部品メーカーでリストラが相次いだほか、操業停止となったケースもあると言っている。

世界中での不景気によってメーカーの受注は大幅に減少した。
過当競争や生産能力過剰リスクの中、国有大手企業が業界で主導的地位に立つようになってきた。

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かつて風力発電市場で目立っていたメーカーの担当者に電話すると、「もうもとの企業にはいない」という返答が多い。低迷に陥った風力発電業界の縮図が明らかになっている。

2011年以降、金風科技(金风科技)、華鋭風電、吉キン科技(キンは品の口部分が金)のような大手は、受注急減によって大規模な人員削減を行った。
また一部の中小企業は閉鎖や操業停止に追い込まれている。

それは中国国内だけではなく、ブランドや品質面での優位性を持つ国外大手でさえも、不況の波に飲み込まれた。デンマークの風力発電機大手ヴェスタス(Vestas)は、2012年初めに3000人の削減計画を公表し、中国市場でも400人を減らすことを発表した。
インドのスズロン・エナジー(Suzlon Energy Limited)は中国天津市の工場を閉鎖した。

2011年10月にスズロン・エナジーの中国工場を離職した元従業員によると、2012年01~09月の中国市場での受注は2011年の210メガワットより大幅減の64メガワットとなった。

福島原発の崩壊で、一時的に注目されたが、現実的には開発費と電気生産量で原子力発電所の足下にも及ばないという現実が明らかになっている。

近年、風力発電機メーカーは急激に拡張し、生産能力過剰のリスクがますます大きくなった。競争が激しいため、建造価格は2008年の1キロワット当たり6500元から2011年には同4000元以下に下落した。
メーカーの粗利率も一直線に下がり、一部企業ではマイナスとなっている。

華鋭風電の2011年決算によれば、雲南、江西、貴州、江蘇などに100%子会社を設立し、全国の主要市場をカバーするネットワークを形成している。

2011年、甘粛省酒泉で380万キロワット規模の風力発電プロジェクトの入札が実施され、大部分のプロジェクトは国電集団傘下の聯合動力(国电联合动力技术有限公司)、大唐集団傘下の華創風能が落札した。
金風科技や華鋭風電などの受注は極めて少なかった。
同協会の最新風力発電機メーカーランキングで、国電聯合動力は市場シェアが3.5ポイント上昇し、初めてトップ5位に入っている。

福島原発の崩壊で、意見を言う前に、現実を冷静に分析すべきと言える。
地球に優しい前に、自分が干上がってしまう。

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