2011-04-12

キリストの処刑に使用された「くぎ(釘)」?!

AFPは2011年04月14日に、イエス・キリストをローマ人に引き渡した大祭司カヤパ(Caiaphas)の墓から見つかった約2000年前のくぎ2本は、キリストを十字架にかけた時に使用されたものの可能性が高いと、イスラエルのドキュメンタリー映画監督が、2011年04月12日に発表したと報告した。

[AD] You can advertise on this site.

エルサレム(Jerusalem)で行われたヒストリーチャンネル(History Channel)の新番組の発表会見で、番組プレゼンターを務めるシムチャ・ジャコボビッチ(Simcha Jacobovici)監督は、長さ約8センチの曲がった鉄くぎ2本を報道陣に公開した。

新番組は、このくぎがキリストの磔(はりつけ)に使用されたかどうかを検証する内容になっている。

2本のくぎは、20年前、エルサレムにあるカヤパ家のものと思われる墓所を発掘した際に発見された。
石灰岩のひつぎの中と墓所の床の上でそれぞれ発見されたと記録には記されているが、その後くぎは2本とも行方不明になり、写真やスケッチも残っていなかった。

ジャコボビッチ監督は、くぎの捜索を開始して、訪れたテルアビブ大(Tel Aviv University)で、やはり20年前に発掘された同年代のくぎ2本を偶然発見し、カヤパの墓で見つかったものだと確信した。

監督は、くぎの長さと、先端が曲がっている点が、磔の際に手に打ち込まれたくぎの特徴と一致していると指摘している。くぎがカヤパの墓で発見されたと考えられること、カヤパが磔刑にかかわった人物はキリストだけだったことから、これらのくぎがキリストの処刑に使用されたものだと結論付けた。

では、なぜ、キリストを処刑台に送ったと聖書に記されているカヤパが、処刑に使われたくぎと一緒に埋葬されることを望んだのだろうか。ジャコボビッチ監督は、カヤパが罪悪感に苦しめられていたためではないかと推測する。

番組では、カヤパが実はキリストをひそかに信仰しており、キリストの身柄をローマ人に引き渡すことが、彼を死に追いやる結果になるとは想像していなかった、というシナリオも提示している。

歴史資料には、ローマ支配下のイスラエルで数万人が磔刑に処せられたとの記録がある。
しかし、それを支持する考古学的な証拠としてこれまでに見つかったのは、1968年にエルサレムで見つかった、鉄くぎが刺さったかかとの骨の化石1個だけであった。

ただし、エルサレムで40年にわたる墓の発掘経験を持つテルアビブ・バルイラン大(Bar-Ilan University)のガビ・バルカイ(Gabi Barkai)教授(考古学)は、ジャコボビッチ監督の主張には懐疑的であると報告している。

確かに、ドキュメンタリーで嘘を真実にした例は多い。

フジTVで堺正章が司会を務めた「発掘!あるある大事典」「発掘!あるある大事典2」をはじめ、健康関連情報番組として放送している内容の化けの皮が破がされたことがある。
制作していた関西テレビは2007年1月23日に、「発掘!あるある大事典II」の中止と、社長をはじめとする処分を発表した。

もっとも、「くぎ」を信じようが、信じまいがわれわれの健康には何の危害も与えない。
また、ヨーロッパの博物館に展示されているものも、実は非常に怪しい。
例えば、フランクフルトにある「ゲーテの家」は、第2次世界大戦で木っ端みじんに破壊され、再建されたもので、そこに展示してあるゲーテが使った机などは、どこかから持ってきたもので、ゲーテが使った机痕跡はない。

ザルツブルグのモーツアルトの生家に展示されているピアノやオルガンもその当時に近いと言うだけで、モーツアルトが使った痕跡はない。

この2点は、直接博物館関係者に確認を取っている。

大祭司カヤパ(Caiaphas)の墓のGoogle Earthポインター情報
31°46'14.37"N,35°13'55.79"E

[AD] You can advertise on this site.

[AD] You can advertise on this site.