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9月20日

彼岸の入り

彼岸はサンスクリット語の「波羅密多(はらみつた/पारमिता /Pāramitā/パーラミター)」を漢訳した「到彼岸(とうひがん)」から来たものといわれ、煩悩と迷いの世界である「此岸(しがん)」にある者が、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の修行をする事で解脱し、「悟りの世界」、涅槃を指し、「彼岸(ひがん)」の境地へ到達することができるといわれている。

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中国や日本の伝統的な解釈では、これを「pāram(彼岸に)+ita(到った)」という過去分詞の女性形と読み、彼岸(覚り)に到る行と解するのが通例である。
こちら(此方)の岸から、あちら(彼方)の岸へ渡る行事であり、その始まりの日である。

言語学的に支持されているのは、Pāramitā を、「pārami(<parama最高の)+tā(状態)」と分解する説で、「究極最高であること」「完成態」と解釈すべきとしている。

太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる「春分の日」と「秋分の日」を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸会(ひがんえ)」と呼び、雑節の一つで、この期間に仏様の供養をする事で、阿弥陀如来が治める浄土の一種である「極楽浄土」へ行くことができると考えられていた。
「極楽浄土」は西方の遙か彼方にあると考えられていることから、「西方浄土」ともいう。

俗に、中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目、六波羅蜜を1日に1つずつ修めるためとされている。

日蓮に仮託した「彼岸抄」によれば、彼岸の期間は善行・悪行共に過大な果報を生ずる特別な期間であるから、悪事を止め、善事に精進するよう勧めている。

日本で彼岸に供え物として作られる「ぼたもち」と「おはぎ」は、彼岸の頃に咲く春の牡丹と、秋の萩に由来すると言われている。

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