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10月30日

十三夜

旧暦の9月13日のお月見。十五夜が中国から伝わったお月見で、里芋や団子、ススキを供えることから、「芋名月」とも言われているが、十三夜の月見には、栗や枝豆、秋の草花など供えることが多いため、旧暦の8月15日のお月見を「芋名月」と言うように、「栗名月」又は「豆名月」とも呼ばれている。

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十三夜の月見は、日本独特の風習で、平安時代に貴族たちが集まって、月を見て詩歌を詠んだのが始まりといわれる。

日本では月にウサギが住んでいて餅つきをしているという伝説がある。
この話はインドのジャータカ神話にさかのぼり、自分のために自ら火の中に飛び込んで食料となったウサギを帝釈天(梵名インドラ/Indra/Jitendra)が哀れんで月にまつったという話がルーツになっている。
法隆寺の中宮寺所蔵の天寿国曼茶羅繍帳残欠(国宝)には月が描かれ下左横に兎が両手を上げており、中央に薬壺が描かれている。

推古天皇の30年(662年)には聖徳太子の逝去をしのび橘大女郎が作らせたものとある。左上に月が描かれ、右に桂樹、中央に薬壺、右に兎が描かれている。

これは古代中国において、月で兎が不死の薬を搗くと考えられていたことが日本に伝わって、餅を搗くと変化したしたものと云われている。変化の理由は「満月」を「望月」と云い、これが「餅搗き」と転化したいわれている。

世界各地には月にまつわる多くの神話や伝説があり、月の表面の模様も民族や国民性によっていろいろな見方をしている。
日本---餅をつくウサギ。
カナダ・インディアン---バケツを運ぶ少女。
カナダ・インディアン---月にカエルがいる。
北ヨーロッパ---本を読むおばあさん。
南ヨーロッパ---大きなはさみのカニ。
東ヨーロッパ---横向きの女性。
バイキング(北ヨーロッパ)---水をかつぐ男女。
アラビア---ほえているライオン。
ドイツ---薪をかつぐ男。
アフリカ・ホッテントット---月が、使い兎に「月は欠けてもまた満ちるように、人間が死んでもまた生き返ることができる」と人間に伝えるように言った。
しかし兎は間違えて「月は欠けてもまた満ちるが、人間は死んだら生き返れない」と言ってしまった。
怒った月は兎を棒で叩いた。
兎は爪で月を引っ掻き、兎の口が割れているのはこのためで、月に黒い字があるのはこのためであると言いる。

中国では、かぐや姫のことを不老不死の薬を飲んだ後、月で暮らすようになったという伝説上の仙女「「嫦娥(Chang-O)」と呼び、「常羲」とも書かれ、李商隱の漢詩「嫦娥」に、
雲母屏風燭影深
長河漸落暁星沈
嫦娥応悔偸霊薬
碧海青天夜夜心
(雲母を張り詰めた屏風にはろうそくの影が深々と映り、一人寂しい夜を過ごしている。何時の間にか夜も白み、天の川も傾き、明の明星も沈んでしまった。このような寂しい夜を過ごしながら月の女神である嫦娥は、不老不死の霊薬を盗み去ってしまった事を後悔しているだろう。彼女は、青い海原にも似た夜空を毎夜、さむざむとした気持ちで眺めているのではないだろうか?)と解説があり、

神話中の太陽神舜(帝俊)の妻で、 「淮南子(えなんじ)」覧冥訓に、ゲイ(羽+廾)が、仙女の西王母からもらった不死の霊薬を嫦娥が盗み出し、その不死の霊薬を持って月世界に逃げて月姫となったといわれている月に住む伝説上の仙女で、月では兎になって薬を擣ているといわれている。 さらに天帝の罰を受けたものが一時下界に降り、その期が終わると再び昇天するということから、「かぐや姫」説話の元になっているとも伝えられている。
日本には、かぐや姫のヌードは赤ちゃんのころの裸の絵ぐらいだが、中国には妖艶な嫦娥の裸の絵を見つけることができる。

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