2017年01月07日

超高速交通システム「ハイパーループ」の試験走行候補地。

未来

AFPは、世界最大級の家電見本市「CES(Consumer Electronics Show/国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」に出展している米国の新興企業ハイパーループ・ワン(Hyperloop One)は2017年01月06日に、超高速交通システム「ハイパーループ(Hyperloop)」の試験走行を行うために挙がっている世界の候補地一覧を公表した。

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現在残っている35の候補地の中には、米国の11か所の他、オーストラリアのシドニー(Sydney)─メルボルン(Melbourne)間、中国の上海(Shanghai)─杭州(Hangzhou)間、インドのムンバイ(Mumbai)─デリー(Delhi)間、イギリスのロンドン(London)─エジンバラ(Edinburgh)間などが挙がっている。

また、CESに出席していた同社の共同創業者でエンジニアリング担当社長ジョシュ・ジーゲル(Josh Giegel)はAFPに対し、ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米政権の方針について触れ「米国内のインフラを復活させようという話は多く出ている。そういう計画ならば、わが社が次期政権と一緒に仕事を始める可能性は十分にある。」と述べた。

一方、UAE(الإمارات العربية المتحدة/United Arab Emirates/アラブ首長国連邦)のドバイ(دبي/Dubai)は昨年、ハイパーループ建設の実行の可能性を調査することで同社と合意済みである。ハイパーループなら、ドバイと首都アブダビ(Abu Dhabi)間の移動時間を十数分程度に短縮できる可能性がある。

同社幹部らによれば現在、ハイパーループの試験システムは米ラスベガス(Las Vegas)郊外の砂漠に建設されている。

同社がCESに出展した理由の中には、自動運転車業界との提携が視野に含まれているという。
ニック・アール(Nick Earle)上級副社長によれば、自律走行車とハイパーループのシステムを相互運用し、車両を人なども乗せるカプセルに入れ、ハイパーループ内部で走らせれば、瞬時に遠方へ移動できる可能性をアピールしたいという。

ニック・アールは「自動運転のウーバー(Uber)をハイパーループによって反対側へ送ることもできるだろう。交通輸送におけるブロードバンドのようなものだ」と述べた。

ハイパーループ・ワンは、米電気自動車(EV)メーカーのテスラモーターズ(Tesla Motors)と米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)の最高経営責任者(CEO)である大富豪イーロン・マスク(Elon Musk)の構想をもとに立ち上げられた企業である。

ハイパーループは、減圧された円筒内部でカプセルをレールに沿って時速1200kmで走らせるシステムである。同社では、旅客機よりも安全で、高速鉄道よりも建設・メンテナンス費用が安く、1人当たりのエネルギー使用量は自転車に近いとうたっている。

事故がないことを祈る!

2016-05-11---超高速交通システム「ハイパーループ」の初公開試験。
2016-05-05---フランスが開発する『超ループ』スーパー地下鉄列車。
2013-08-12---ロサンジェルスとサンフランシスコを結ぶ超音速輸送機関。

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