2016年10月28日

Uber、次世代の「空飛ぶタクシー」の構想を発表。

未来

日本経済新聞 電子版は、スマートフォン(スマホ)を利用した配車サービスを手掛ける米国のUber Technologies(ウーバー・テクノロジーズ)は2016年10月27日に、「空飛ぶタクシー」の構想を発表したと報告した。

今後10年以内に都市部でも気軽に利用できる自動運転の機体がつくられ、新たな交通手段のネットワークが生まれるという。

Uberは今後、官民で実用化に向けた協議を進めていく方針を発表した。

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Uberが構想についてまとめた報告書によると、建物が多い都市部でも発着陸ができる機体の実用化を想定している。
例えば、VTOL(Vertical Take-Off and Landing/垂直離着陸機)である。長い滑走路を必要としないで、狭い場所でも離着陸できるほか、ヘリコプターよりも長距離を早い速度で飛行できるとされている。

VTOLの機体は、軍用機の「オスプレイ」が知られているが、Uberが交通手段として考えているのは、もっと小型。充電式で建物の間も気軽に移動できる機体である。Uberは、報告書で、VTOLの将来について「長期的には庶民にとって、車を所有するよりも安くて、手ごろな日常的な移動手段になるだろう。」と言っている。

米国や日本で人気だった米SF映画「バック・トゥー・ザ・フューチャーPART2」では、主人公マーティーがタイムスリップした未来の世界で空飛ぶ車があちこちを行き交っている様子に驚く。Uberの構想が実現すれば、映画が描くような未来の世界が現実に近づく。

Uberは配車サービスの先駆者として世界中に事業を広げている。
今の主力はあくまで「車」だが、ブラジルでは、すでに通勤のためのヘリコプターを提供している実績があると伝えている。今回の構想は、Uberが進める交通手段の変革舞台が「地上」から「空」に広がることを示している。

ただし、今回の構想について慎重な見方はある。米国のCNN(電子版)は「こうした構想を打ち出すこと自体は素晴らしい。ただし、現実は、報告書が示すほど、すぐには進まないし、楽観的でもない。」という専門家のコメントを伝えている。

Uber自身も構想を「野心的だ」と認めている。
報告書の中でも、実用化に向けて克服すべき課題として、規制緩和やバッテリー技術の向上のほか、コストや安全性、騒音問題などを示している。

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