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2016年09月21日

最古級の旧約聖書写本、最新技術で開いた。

超過去

AFPは2016年09月22日に、極めてもろくなった状態の古代ヘブライ語の巻子本をデジタル処理によって「開き」、史上最古級の旧約聖書写本の中身を明らかにしたとの研究論文が2016年09月21日に、発表したと報告した。

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米国の科学誌「サイエンス・アドバンシズ(Science Advances)」に掲載された論文によると、「エン・ゲディ(Ein-Gedi)文書」として知られるこの巻子本には、旧約聖書のレビ記(Leviticus)の文章が記されており、その年代は3〜4世紀、もしくはさらに古い可能性もあるという。

From damage to discovery via virtual unwrapping: Reading the scroll from En-Gedi
William Brent Seales1,*,
Clifford Seth Parker1,
Michael Segal2,
Emanuel Tov2,
Pnina Shor3 and
Yosef Porath3
+ Author Affiliations
1Department of Computer Science, University of Kentucky, Lexington, KY 40506, USA.
2Hebrew University of Jerusalem, Jerusalem, Israel.
3Israel Antiquities Authority, Jerusalem, Israel.

↵*Corresponding author. Email: seales@uky.edu
Science Advances 21 Sep 2016:
Vol. 2, no. 9, e1601247
DOI: 10.1126/sciadv.1601247

論文では、今回の巻子本の解読を「聖書考古学における重大な発見」と表現している。

これまでに発見された最古の旧約聖書写本は、紀元前3世紀から2世紀の間に書かれた文書が含まれる聖書写本群「死海文書(Dead Sea Scrolls)」とされている。

エン・ゲディ文書の内容は長年、永遠に失われたと考えられてきた。6世紀に起きた火災で巻子本が焼け、触れると崩れて灰の塊になってしまう状態となっていたためである。

エン・ゲディ文書の巻子本は1970年、イスラエル・エン・ゲディにある、紀元前8世紀末から存在した大規模なユダヤ人集落の遺跡で、考古学者らによって発見された。巻子本の断片は数十年間、IAA(Israel Antiquities Authority/イスラエル考古学庁)に保管されていた。

その状態については、「触れるたびに粉々になってしまう炭の塊になっていた」と論文では説明された。

そこで研究では、巻子本を「バーチャル」に開き、書かれている内容を高性能のデジタルスキャンツールで調べた。マイクロCTスキャンでは、インクに含まれる金属の痕跡を見つけることができた。

巻子本がコンピューター上で開かれるまで、この遺物はトーラー(Torah/モーセ五書)の巻子本の可能性があると専門家らは考えていた。
だが、スキャン画像を調べた結果、巻子本はモーセ五書の三番目の書のレビ記であることが判明した。

これによりエン・ゲディ文書は、ユダヤ・キリスト教教典の最初の五書に関連するモーセ五書として、これまで発見された中で最古級の写本であることが分かった。

以前、有名なをポンペイ破壊した西暦79(AD79)年のベスビオ山(Mount Vesuvius)の噴火で、ヘルクラネウム(Herculaneum)の古代ローマ都市を包んだ華氏750度の噴煙で炭化された数百のパピルススクロールを強力なエックス線使うことで、これまで不可能と言われてきたパピルスの巻子本を広げないで解読したと報告していた

2015-01-20---イタリアの科学者は、炭化したパピルスの巻子本を広げないで解読!

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